スマートフォンサイトを表示する

  1. TOP
  2. EC基礎講座 : 第11回 成果が上がるルーチンワーク(Web制作担当者)

エキスパートコラム

EC基礎講座(全11回)

第11回:成果が上がるルーチンワーク(Web制作担当者)

執筆:杉浦 治(一般財団法人 ネットショップ能力認定機構)

2013年2月27日更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

閲覧数6,741views

このコラムをPDF形式でダウンロードする

Web制作担当者の業務範囲

まず、ネットショップ能力認定機構が定める4つの職種についてお話しします。当機構では、便宜的に業務を4つに分類しています。4つの分類とは、「運営」「Web制作」「プロモーション」「マネジメント」です。便宜的にと申し上げましたのは、現実には1人で何役もこなしたり、得意な業務を柔軟に分担したりすることがあるからです。

それぞれの業務範囲は以下の通りです。ショップの規模が小さいうちは兼務が多くなりますし、ショップの規模が大きくなれば担当業務は細分化され、部分的にアウトソース(外部委託)することも多くなります。

  • 運営

    お客様とのコミュニケーション窓口として、問い合わせ対応・受注処理・クレーム対応などの業務が担当範囲になります。加えて、荷物の入荷から出荷までの関連業務も、「運営」の範囲としています。

  • Web制作

    ECサイトの新たな構築や構築後のサイト更新など、Webをメンテナンスするすべての業務、様々なWebメディアへの投稿やメールマガジンの発行などを業務範囲とします。サイトの構築は外部委託することも多いのですが、開店後のサイト更新は内部で実施することがほとんどです。ショップのWeb制作担当者は、「制作」よりも「更新」業務に長い期間たずさわることになります。

  • プロモーション

    「集客」をミッションとするすべての業務が担当範囲になります。ただし、コンテンツの制作はWeb制作担当者の業務範囲として解説をしています。プロモーション担当者の業務範囲として解説しているのは、集客ツールの有効活用や集客効率を上げるための企画や工夫という内容です。

  • マネジメント

    組織をまとめて、組織全体で「利益」を出すための業務範囲を指します。従業員教育や組織運営の仕組み化、リスク管理などを含みます。

Web制作者の業務は大きく開店前と開店後の業務に分けられますが、今回は「開店後」の業務に重点をおいてお話しします。開店前の業務に必要な知識は、EC基礎講座のバックナンバーを参照してください。

Web制作担当者のルーチンワーク

ショップ開店後にWeb制作担当者が行う業務として、下記の項目が挙げられます。

重要な業務

もっとも重要な業務は「商品ページの更新」です。「商品ページの更新」という業務項目には、販促ページの更新や、広告素材作成、サイト内導線の修正など、関連する広範囲なサイト更新業務を含みます。

"もっとも重要"な業務とは、どういう意味なのか?それは、「この業務を優先して行い、かならず計画通りオンタイムで更新しなければならない。」ということを指します。「寝坊したから・・・」とか、「体調が悪かったので・・・」とか、「他のメンバーが情報をくれなかったので・・・」といった言い訳で遅らせてはならないのです。「上司(社長)に言いつけられたことを優先したので、手が回らず、遅くなってしまった。」というのもダメです。何が何でも、タイムリーに"一押し商品"をお客様の目に留まる場所に掲示します。広告掲載時には、広告から購入までの導線がスムーズになるように、広告掲載の開始時刻に合わせて、リンク構造やナビゲーションの調整をしなければなりません。

皆さんの身近にある小売店をイメージしてみてください。春が近づいてきたのに、まだ冬物商品を目立つ場所に展示しているお店や、欠品している棚が空いたままになっているお店、販促期間が過ぎたのにショーウインドウが古いままのお店、折り込みチラシに載っている商品を目立つ場所に置いていないお店、折り込みチラシと店頭POPの内容が食い違っているお店、こんなお店が賑わっていることは無いですよね?

アパレルならば、畳んで置いてあった商品をハンガーに掛けたり、他の商品とコーディネートしてマネキンに着せたり、しょっちゅうレイアウト変更をすべきなのです。ネットだって同じなのです。ネットだって、頻繁にショーウインドウを変更し、お得意様がサイトを訪れる度にショーウインドウの様子が違う、という印象を演出しなければなりません。

時間を費やす業務

一方で"もっとも時間を費やしている業務"は、コンテンツづくりです。Web制作担当者は、写真撮影やメルマガのライティングなど、オリジナルのコンテンツを制作する作業に多くの時間を費やしています。オリジナルのコンテンツが多く、頻繁に投稿されることは、お客様にとっても嬉しいことですし、検索エンジン対策としても有効です。

売れているネットショップでは、コンテンツ制作を外注することがほとんどありません。特に写真撮影は、社内スタッフが試行錯誤をくり返し、毎日大量の写真を撮影しています。

※ 写真撮影の技法については、第8回の「コンテンツの工夫」や「写真撮影入門」を参照してください。

文字コンテンツの代表例として、メールマガジンを作成する際に注意すべきポイントを挙げます。

売れているネットショップ現場を取材すると、スタッフが日々工夫を重ね、たゆまぬ改善努力をしていることが分かります。下記に挙げたのは、件名を改善している例です。毎回きちんと定量評価して、改善を続けています。

Web制作担当者に必須の能力

売れているネットショップのWeb制作担当者は、"重要な業務"をスケジュール帳にプロットし、その期日を必ず守りつつ、スキマ時間に効率よくコンテンツ制作の時間を割り振って、大量のコンテンツを制作しています。この"重要な業務"と"時間をかける業務"を区別してスケジュール化し、自分の時間をマネジメントできることは、EC現場のWeb制作担当者にとって必須の能力です。

また、商品ページ更新、販促ページ更新、広告導線の改善、コンテンツ投稿などは、Web制作担当者がひとりで勝手に実施して良いものではありません。仕入れ担当者の"想い"や、誰に訴求するのか?どんな価値を推すのか?目標販売数や広告戦略は?なども確認し、制作物との整合性を何度も調整し、関係者(ステークホルダー)全員のコンセンサスをとってから情報を公開しなければなりません。すなわち、様々なメンバーとの"コミュニケーション能力"が要求されます。

そして、情報更新は計画通りの日時に行われなければなりません。少々遅れて良い、という業務ではないのです。すなわち、期日からの逆算でコンテンツの制作を進め、関係者(ステークホルダー)とのコンセンサスを形成していく "段取り能力"も重要能力になります。

ネットショップのWeb制作担当者は、デザインセンスやデザインツールの操作能力よりも、スケジュール管理能力"や"コミュニケーション能力"、"段取り能力"が求められるのです。デザインスクールでは教えてもらえない、実践的なこうした能力の重要性を、是非ともご理解ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
このコラムをPDF形式でダウンロードする

杉浦 治(すぎうら・おさむ)

杉浦 治(すぎうら・おさむ)

一般財団法人ネットショップ能力認定機構 理事

2002年デジタルハリウッド株式会社取締役に就任。IT業界における経営スペシャリスト育成やEC事業者向け研修開発を行う。2010年4月「ネットショップ能力認定機構」設立。ネットショップ 運営能力を測る「ネットショップ検定」を主催し、自ら講師として全国でセミナーを実施。

  • 1年間無料

    「はじめてWEB」でホームページをはじめよう!
  • Jimdoリメイク | プロがあなたのホームページを50,000円(税抜)でリニューアル!
  • 問い合わせ件数をアップさせるなら!「通話料無料・わかりやすい番号」のフリーコール
  • 文具、通信、オフィスのことなら何でもお任せ!まとめてオフィス

ホームページを作るのがはじめてのかたはまずこちらをご覧ください

コラム週間アクセスランキング[期間:2017/5/14~2017/5/20]

おすすめコンテンツ

はじめてWEBおすすめ本

創業・経営のお役立ち情報

  • ソウギョウノート

    飲食・小売・サービス業の開業スケジュールから、融資申込に必要な書類までをカンタン作成

  • 経理通信

    経営者と経理ご担当者必見!中小企業・小規模事業者のための経理サポートサイト

  • まとめてオフィス

    文具、通信、オフィスのことなら何でもお任せ

  • フリーコールS

    問い合わせ件数をアップさせるなら!「通話料無料・わかりやすい番号」のフリーコール

  • auオフィスナンバー

    事務所開設するなら固定電話番号で信頼アップ
    今ならキャンペーン実施中!