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ECサイト駆け込み寺、教えて杉浦さん!

どんな商品写真を載せたら売れますか?

執筆:杉浦 治(一般財団法人 ネットショップ能力認定機構)

2012年8月5日更新

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どんな商品写真を載せたら売れますか?

最初にネットショップを制作するときは、ショッピングモールの構築機能を使うか、独自ドメイン用のショップ構築ツールを使用する方が多いと思います。マニュアルに示された手順どおりに操作すると、一応ショップが出来上がるので、それだけで注文が入る、すなわち「売れる」と思い込んでいる方が多いのも事実です。

操作マニュアルだけを見ていると、商品写真は「ひとつ」で良いと思ってしまいがちですが、それは大きな誤解です。商品ページを見ているお客様の心理状態に合わせて、少なくとも3種類の写真が必要になります。その3種類とは、

  1. 一瞬でお客様の心をとらえ、ページを読む気にさせる「つかみ」の写真
  2. 「つかみ」の写真の直感的な印象を、論理的に説明する写真
  3. お客様が気になることすべてを、漏らさず伝えるための写真

商品のページを開けた瞬間に目に飛び込んでくる写真が、1. 「つかみ」の写真です。Webサイトの閲覧には「3秒ルール」という鉄則が存在します。私は、2002年ころからWebサイトの見られ方を研究していますが、その頃からず~っと存在し続けている鉄則です。「3秒ルール」とは、「人は3秒以内に、そのページを読むべきか?を、直感的に判断する。」という法則です。

この3秒間は、お客様に論理的な理解を求めてはいけません。あくまで直感に訴えかけるのです。ここで心をつかめなければ、お客様は「戻る」ボタンを押して前の画面に戻ります。ほとんどの場合、ショップから退店してしまい、二度と戻ってこないことになります。

食品ならば、見た瞬間に唾が出そうになる「美味しそう~」な写真。アパレルならば使用シーンやコンセプトが伝わる、ショーウインドーのような写真を使います。この写真には、商品の特徴を示すキャッチコピーを重ねておくことが多いです。

商品の特徴を示すキャッチコピー

最初の3秒をめでたくクリアし、そのページを読んで頂くことができても安心はできません。お客様は画面をスクロールし始めた瞬間から、「最初の印象はホントなの?」という気持ちで、その証拠を探し始めます。ですので、間髪を入れず具体的な説明を始めなければなりません。ここで必要になるのが、2. の、直感的な印象を論理的に説明する写真です。

食品ならば、その生産者が熱く語る様子や内容を伝えます。アパレルならば、最初の印象を裏付ける素材の話や縫製、デザインなどを伝えます。専門家が愚直に、熱く、深く商品を語るイメージです。

直感的な印象を論理的に説明する写真

直感的な印象を論理的に説明する写真

最後に3.です。ここで、お客様が気にする事すべてに答えていきます。食品ならば、安く提供できる「訳あり」の理由や、保管方法、調理方法など。アパレルならば、その他のカラーバリエーションやコーディネート例などです。

お客様が気になることは、商品によって様々ですので、徹底的にお客様の気持ちを考え、お客様になりきって検討してみて下さい。

漏らさず伝えるための写真

ところで、それぞれの写真について良し悪しを判断する必要がありますね。美術品の真贋を見抜く訓練は、最初に徹底的に本物を見ることから始めるそうです。そうすると、偽物を見たときに、ピンとくるようになるのです。同じように、商品写真も徹底的に「売れているネットショップ」を観察することから始めます。

また、良い写真を撮るための手法を学ぶことも大切です。写真撮影の大きな流れは下記のとおりです。

詳細は別の機会にお話ししたいと思いますが、是非とも「構図」「照明」「カメラセッティング」の基本的な知識を、知っておいて下さい。

写真撮影の大きな流れ

大企業が運営するECサイトでは、独自のシステムを開発してメーカーからの写真を自動で取り込んでいるなど、写真に関する個別の工夫をあまりしていない例が見られます。ですので、まずは中小の優良ショップを観察することをお勧めします。

徹底的に観察し、どんな写真があるかをリストアップし、真似して撮影してみてください。そのうちに良い写真を撮るコツがつかめます。自社独自の商品写真アイディアが浮かんでくると思います。

ネットショップ検定の問題例

商品写真撮影の準備に関する問題

商品写真撮影において、カメラのセッティングに入る前の準備を順に述べた以下の記述のうち、不適切なものを一つ選びなさい。

クリックすると正解が表示されるよ
1 まずは、商品写真の目的を明確にする。その目的に沿って撮影プランを立てる。この時点で、撮影する場所や背景、商品を引き立てる小道具などを決定する。
2 次に、撮影する商品の準備をする。この際に、同じ分類の商品をまとめて撮影すると、サムネイル写真が並んだときに統一感が出て、整頓されたショップのイメージになる。またセッティングも共有できるので撮影効率も上がる。
3 構図のセッティングでは、三脚の使用とともに、ズームの設定をする。これは、撮影する商品までの距離に応じて決める。撮影スペースが広いなら望遠、狭いなら広角にする。
4 最後にライトのセッティングだが、商品撮影では点光源よりも面光源の方が向いている。人為的に面光源を作るには、トレーシングペーパーやディフューザー、レフ板が有効である。
正答
3

出題範囲:「公式テキスト」P.235~239

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杉浦 治(すぎうら・おさむ)

杉浦 治(すぎうら・おさむ)

一般財団法人ネットショップ能力認定機構 理事

2002年デジタルハリウッド株式会社取締役に就任。IT業界における経営スペシャリスト育成やEC事業者向け研修開発を行う。2010年4月「ネットショップ能力認定機構」設立。ネットショップ 運営能力を測る「ネットショップ検定」を主催し、自ら講師として全国でセミナーを実施。

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