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ECサイト駆け込み寺、教えて杉浦さん!

知識や概論ではなく、実践的なことを学びたいのですが、どうしたら良いでしょうか?

執筆:杉浦 治(一般財団法人 ネットショップ能力認定機構)

2012年9月19日更新

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知識や概論ではなく、実践的なことを学びたいのですが、どうしたら良いでしょうか?

"あなたは、市場環境を解説する調査資料や、「ソーシャルメディアが流行っている」といった時流を語るセミナー、新しいWebサービスの操作方法を教える書籍などを目にして、このような相談をされているのだろうと想像します。

そこで、「実践的な学び」とはどのようなものか?を、まず共有した上で、ご質問に答えていきたいと思います。

傾向

たとえば、ECで成功している中小企業経営者の実体験を聞く講演会は、「実践的な学び」と言えるでしょうか。参加者によっては、この経営者の体験談から気づきを得て、「実践的だった。」という感想を持つかも知れません。同様に、事例がふんだんに聞けたり、専門家の意見や予測を聞けたりするセミナーも、調査報告や操作方法に比べれば「実践的だ!」と感じることでしょう。

しかし、いかに印象に残る話を聞いて感動しても、それだけでは「知識」でしかないのです。翌日、翌週、翌月と時間が経ったときに、何ら自分の活動に変化がなければ、「実践的な学び」とは言えないと思います。

ということで、「実践的な学び」とは、実際に行動に昇華させることができる学びだと認識して下さい。すなわち、学び終わったときに「明日の行動計画」が出来上がっていることが、最低限の基準だといえます。

計画

ところで、「最低限」と表現した理由は、その行動計画は「良い行動計画」か?という点も重要になるからです。良い行動計画とは、

  • 行動しやすい
  • チェックし易い
  • 改善しやすい

という特徴があります。

「行動しやすい」とは、自分やメンバーにとって、安易に実行可能であることを指します。どんなに立派な計画も、時間的な観点や、能力的な観点、予算の観点、設備の観点などから実現が難しいものだったならば、意味をなさないのです。ですので、資金や人材がふんだんにある大企業の事例は、そのまま中小企業にあてはめるのが難しいのです。企業規模だけではなく、メンバーの能力もそれぞれの企業で高い能力、低い能力がちがうため、まったく同じ事をすれば上手くいく事例など、無いと思った方がよいでしょう。

「チェックし易い」とは、測定可能な評価方法が準備できているということです。すべきことのアイディアを出すだけではなく、目的に近づいているのか?を頻繁にチェック出来るような、評価方法のアイディアも同時に準備しておくのです。

「改善しやすい」とは、前項の評価で結果が芳しくないときに、次から次と改善アイディアが出てくるか?ということです。最初からたくさんの代替案が出せるように、アイディア出しの手法も学べるといいですね。

学び終わったときに「良い行動計画」ができているためには、次に挙げる3つのポイントを押さえて、教材やセミナーを探し、学習を始めることです。

  1. 目的を明確にする
  2. 欲しい情報を明確にする。
  3. 質問の心得を知っておく。

1. 目的を明確にする

漠然と、「売上を上げたい(という最終目標)」を掲げただけでは、検討範囲が広がりすぎて、教材やセミナーの評価が困難になります。たとえば、新規客を増やしたいのか、既存客の購買頻度を改善したいのか、客単価を上げたいのか、サイトへの来訪コストを下げたいのか、来訪数を増やしたいのか、、、など、様々な視点で、できるかぎり絞り込むと良いでしょう。もちろん、詳細なノウハウや高度なアイディアではなく、全体像を簡単につかみたい、というような目的の絞り方もあります。

学習後に、どんな成果物が得られるといいのか?をイメージ出来れば、なお良いです。私が実施するセミナーでは、できるだけ事前に成果物をイメージしていただけるよう工夫しています。 (下記は、EC事業計画セミナーの成果フォーマット)

EC事業計画セミナーの成果フォーマット

2.欲しい情報を明確にする

書籍やセミナーのタイトルが目的と合っていても、紹介される手法や事例が、自社の規模やメンバーのスキルに合っていなければ、実現しやすい行動計画のヒントにすることは難しいでしょう。どんな規模の、業態の、取扱商品の事例を知ることができるか?といった点に注意をしたいですね。

欲しい情報を明確にする

また、紹介されている事例の鮮度にも注意が必要です。普遍的なノウハウもたくさん有りますが、市場環境や設備環境は急激に変化していますので、新鮮で具体 的な事例を学べるものがお勧めです。ちなみに、事業者による講演などでは、その事業者の周辺事例は得られますが、違った業種、業態、商品については知識が 乏しかったり、未経験の手法については語れなかったりします。

事例については、できるだけ定量情報(数字で表現された情報)を得られるものを選びましょう。様々な数字について相場を知っておくことは、自社で活かす際に役立ちます。

3. 質問の心得を知っておく

学びを自社で活用することが得意な人は、質問が上手な人が多いです。上手な質問をするためには、

  • 行動計画に繋げるために質問する。興味を満たすためでは無い。
  • 答えやすい質問をする。具体的な質問には、具体的な回答が得られる。
  • 事実とアイディアを聞くのは良い、意見と予測を聞くときは慎重に受け取る。

という点を心得ておくことです。 実践的な学びにするためには、提供側の品質に依存する部分と、受け手の態度や準備に依存する部分の、両方に注意を払う必要があります。印象的な生々しい事例を探しつつ、自社活用のための準備を十分にしてから、学ぶ方法や教材、セミナー探しをすることをお勧めします。

ネットショップ検定の問題例

セルフマネジメントに関する問題

時間マネジメントにおいて重要な「アウトプットを明確にする」というのはどういうことか、適切なものを、以下より一つ選びなさい。

1 何をもって仕事が完了したと言えるかをはっきりさせること。
2 自分のやるべきタスク(作業)を書き出すこと。
3 重要度と緊急度から優先順位を決めること。
4 タスク実施の手順を考えてスケジュールに落とし込むこと。
正答
1

出題範囲:「公式テキスト」P.266~268

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杉浦 治(すぎうら・おさむ)

杉浦 治(すぎうら・おさむ)

一般財団法人ネットショップ能力認定機構 理事

2002年デジタルハリウッド株式会社取締役に就任。IT業界における経営スペシャリスト育成やEC事業者向け研修開発を行う。2010年4月「ネットショップ能力認定機構」設立。ネットショップ 運営能力を測る「ネットショップ検定」を主催し、自ら講師として全国でセミナーを実施。

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