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エキスパートコラム

そのホームページ、ほんとうに作る意味ある?
~ホームページを作る前に考えること~(全6回)

第2回:ホームページが得意なこと、苦手なことを意識しよう

執筆:山本 和泉・藤川 麻夕子(株式会社エフシーゼロ)

2014年4月7日更新

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このコラムでは、いっちょホームページ作ってみよう!と思っている方のために、最初の最初に考えるべきことをお話します。あなたのホームページが「意味のあるもの」になることを願って。
2回目は「ホームページの得意分野と苦手分野」についてです。ホームページは何が得意で何が苦手かを意識して、得意なところは活かし、苦手なところはフォローしていけば、より効果的な情報発信ができますね!

ホームページが得意なことその1:多くの人にすばやく伝えられる

インターネットというしくみは大変すばらしく、とにかくインターネット上にホームページを公開さえすれば、しくみ上は誰にでも伝わります。また、事前に誰の審査も受けず、手続きもいらず、すぐに情報を発信できます。これは他とは違うホームページの大きなメリットです。もう少しこれを深く見てみましょう。

(1) 自分のまったく知らない人に、自分が知らないうちにダイレクトに伝えられる

たとえば紙のチラシで情報発信をする場合、それを「配る」ということがどうしても発生します。郵送、ポスティング、街頭での配布など手段はいろいろありますが、いずれにしてもある程度限られた「自分が動ける範囲」の中でしか発信できませんし、発信する量も紙を印刷した分だけになります。

ホームページは、こちらから配って見てもらうというよりは、公開しているものに興味をもった人が見に来るという性質が強いです。場所も時間も分量も関係なく、見に来た人の分だけ発信できるということになります。紙のチラシなら「この商品安いよ!」といった自分の伝えたい情報をプッシュすればいいのですが、ホームページの場合、まずは「見に来る人を増やす」という視点で情報発信を考える必要があります。「安いよ!」という前に、その商品に興味を持ってもらえるような発信の方法を考えることが必要です。

そして基本的に、情報発信の相手は自分がまったく知らない人です。自分にとって魅力的な情報でも、他の人にとって魅力があるとは限りません。逆に自分が興味のない情報でも、他の人にとってはとても大事な情報だったりすることもあります。情報を発信する側に立つと、どうしても自分の感覚を優先してしまいがちになりますが、ホームページの主役は「見る人」であることを意識する必要があります。

(2) どんな人にも「同じ情報」を発信できる

少し乱暴に言うと、ホームページを見ることができる人は「インターネットにつながる機器を持っている人すべて」なので、本当にいろいろな人が見ています。どんな人にも平等に同じ内容の発信ができるというのはホームページのとても得意なところですが、注意すべきところでもあります。

年齢も幅広く、性別もバラバラ、住んでいる場所も職業も性格も違う人たちが同じ情報を見ても、解釈はそれぞれ異なります。最近ちらほら見かける「炎上」という現象は、「発信者が問題ないと思っていること」が「閲覧者が問題だと思った」ときに起こります。発信者と閲覧者の解釈がずれているということなのですね。

「発信している情報の内容」が同じでも、「伝わっている情報の内容」は人によって異なることを意識しておきましょう。自分の解釈で発信をすればみんなに伝わっている!と思っていると、閲覧者との間に距離ができていたりします。

ホームページが得意なことその2:いくらでも作り替えられること

紙やテレビ・ラジオでは、一度発信してからやり直したいと思った場合、印刷や収録のやり直しが発生します。ホームページはそういうことがあってもデータを書き換えて公開し直すだけなので、時間やお金の面での手間はあまりかかりません。ホームページのこのような性質は、以下のように活かすことができます。

(1) 状況を見て修正できる

たとえば、「りんごが健康にいい」とテレビで紹介されたとき、普段はそこまで売りにしていないりんごの商品を目立たせる、といった調整が簡単にできます。また、見てほしいのにアクセス数が少ないページがあったとき、そのページへの誘導を強化するために調整をすることもできます。ホームページの「すぐ直せる」という性質を活かすことで、スピーディに閲覧者の求めている状態に近づけることができます。

(2) テストができる

紙は印刷してしまうともう直せないので、発信する内容をあらかじめきっちり決める必要がありますが、ホームページの場合は、すぐに変更できるので試行錯誤をしながら調整ができます。ひとつの情報について「Aという見せ方」と「Bという見せ方」のどちらのほうがより見てもらえるかといったテストをして(これを業界用語では「ABテスト」と言ったりします)、両方試してみてよかったほうを採用することで、より誘導力の高いホームページにすることができます。

ホームページが苦手なことその1:細かいニュアンスが伝わらない

ホームページは、「インターネットを通じて、ウェブブラウザを使ってアクセスする」という方法でないと見ることができません。つまり、パソコンやスマートフォンの画面上にしかホームページは存在しません。そういう条件の中では、発信するのに向いている情報とそうでない情報が出てきます。

(1) 「人」が見えづらい

直接お店で商品を買う場合、専門的な知識を持った販売員と会話をしながら情報を得ることができるので、自分が知りたい情報が的確にわかります。ホームページも基本的に人が作っているのですが、「すべての人のニーズに完全にマッチした情報」を発信するのは難しいです。

ただ、表現を工夫して「ホームページ自体の信頼度」を高めることで、見る人の「情報の解釈」がよい方向になり、商品購入やお問合せにつながることはよくあります。たとえば、海外の雑貨を扱うのであれば、その国についての知識が豊富であることを伝えるページを作ると、このショップはきちんとした知識を持って商品を扱っていることがわかり、信頼につながります。

(2) ものが直接触れない

たとえば食べ物を売るページの場合、見た目は写真で伝えることができますが、香りや手触りは伝えることができません。もちろんその場で試食もできません。それでも買いたいと思ってもらうためには、実物の特長以外の視点で利点をアピールする必要があります。

有効なもののひとつは「口コミ」です。実際に食べた人の声を掲載することで、その商品のよさを具体的に伝えることができます。楽天やAmazonなどのショッピングサイトにある「レビュー」はそのような施策のひとつです。

ホームページが苦手なことその2:インターネットをやっている人にしか伝わらない

実在する店舗や会社であれば、偶然通りかかったことをきっかけに気づくこともあるかもしれませんが、ホームページは「インターネット上」にあるので、インターネットにつないでいない人は存在に気づくこともなかなか難しいでしょう。インターネットにつないでいる人であっても、日常的に検索をしてホームページを探すくらいのスキルがある人は、まだそれほど多くない印象です。

このような状況がある中で、「ホームページで発信さえすれば、自分の会社やサービスの情報がみんなに伝わる!」と考えてしまうと、思ったより伝わらないことにがっかりしてしまうかもしれません。
実は、ホームページでの情報発信「だけ」で多くの人に伝えるのはまだ結構難しいのです。

(1) ネットとリアルを組み合わせる

「リアルなもの」を使った発信とホームページでの発信と組み合わせることで、より多くの人へ伝わる可能性が高くなります。

たとえば、ネットショップで商品を買ったときに送られてくる箱の中にその商品の案内チラシが入っていた、という経験がある人もいると思います。このチラシは、買った人が家族や知人などに伝えることを狙って入れられています。インターネットにあまり縁がない層に対しても、このような形で発信の幅を広げることができます。

(2) メルマガの活用

携帯電話はインターネットに繋がりますが、電話とメールには使っていても、ホームページを見ていない人もまだまだ多くいます。そんな人に有効な手法として「メルマガ」があります。メルマガはチラシに近い形で「メールで直接情報を届ける」ことができます。メルマガでホームページへの誘導をすることで、見てもらうきっかけをつくることができます。

次回は、「ホームページを見る人」のことについてお話します。今回も書いたとおり、見る人はホームページの「主役」です。情報発信をする相手のことを深く考えてからホームページをつくると、発信する内容が変わってくるはずです。
(第3回に続く)

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#fc0(株式会社エフシーゼロ)

#fc0(株式会社エフシーゼロ)

JimdoExpert
http://fc0.vc/

「もっと多くの人に、"Webへの入口"を」をコンセプトに、中小企業や個人商店をメインとしたWebサイトの企画・制作・運営アドバイスなどの業務を行う。また、主に初心者を対象とした講師・執筆も多数。

主な著書に『デザインの学校 これからはじめるFireworksの本』(技術評論社)、『デザインの学校 これからはじめるDreamweaverの本』(同)、『ああしたい、こう変えたいが手にとるようにわかるCSS基礎』(共著、エムディエヌコーポレーション)など。

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