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エキスパートコラム

そのホームページ、ほんとうに作る意味ある?
~ホームページを作る前に考えること~(全6回)

第3回:見る人のことを本気で想像しよう

執筆:山本 和泉・藤川 麻夕子(株式会社エフシーゼロ)

2014年5月19日更新

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このコラムでは、いっちょホームページ作ってみよう!と思っている方のために、最初の最初に考えるべきことをお話します。あなたのホームページが「意味のあるもの」になることを願って。
3回目は「ホームページを見る人」についてです。ホームページを作ろうと思ったら、伝えたいことだけを考えるのではなく、ホームページを見る立場になっていろいろ想像してみましょう。

ホームページは「空気」が読みづらい

ホームページは「不特定多数の誰か」に対して情報を伝えることができます。これを別の視点から見ると「ホームページを見ているのが誰なのかわからない」と言うこともできます。たとえば面と向かった会話であれば、表情やちょっとした仕草などを見ながらなんとなく伝え方を無意識に変えたりして、相手に伝わりやすい表現にしたりします。これを「空気を読む」と言ったりしますが、ホームページでは「見ている人の空気」を読むのはかなり難しく、基本的にはいろいろな可能性を想像していくしかありません。

これはテレビなどのCMでも同じです。CMは「この番組を見ている人であればこういう商品には興味があるだろう」とか、「この時間帯だったらこういう年齢層の人が見るだろう」という想像のもとに、できるだけ多くの人に伝える目的で放映されます。その想像が正しかったかどうかは直接わからないので、その後商品が売れたかどうかで判断したりします。ホームページでの情報発信はCMほどシビアではないかもしれませんが、基本的にはこれとよく似ています。

この前提条件をまったく考えずに、ひたすら自分の言いたいことを言いたいように表現して失敗するパターンをよく見かけます。ホームページを作る人の方針が見る人の興味にマッチするとは限りません。作る人自身が満足するページを作っても意味がないのです。そこで今回は、自己満足で終わるホームページにしないために、ホームページを見る人の立場になって考える練習をしてみましょう。

練習1:自分が見る人ならどうするかを考えてみよう

他人のことを想像するより自分が見る人の心理に立つほうがやりやすいと思いますので、まずはそこからスタートしてみます。

ホームページがテレビCMと大きく違うのは「見る人に操作が必要」という点です。クリックしたり入力したり、といった操作が必要な場合が多くあります。CMと違ってホームページは「見る」だけではなく「使う」ものであるということを意識して想像してみます。

ホームページには「操作を促す」部分が多くあるはずです。自分が作った(または作っている途中の)ホームページを見て(まだホームページを作っていない場合は、自分が作りたいホームページと似た内容のページを見て)、自分ならどこをクリックするか、何が目に入るかということを考えてみてください。自分がそのホームページにもし初めて訪れたとしたら…ということをがんばって想像して、ゲームのような感覚で操作してみてください。

以下のようなことが見えてくればしめたものです。

  • ボタンに入っている言葉がなんかわかりにくいなあ→もっとわかりやすい言葉はなんだろう?
  • リンクなのにリンクっぽく見えないから押してもらえないかも?→もっと目立ってたほうがいいな
  • ここはリンクじゃないのに押したくなる感じだなあ→見せ方が誤解を招いているんだな
  • なんか文字が多すぎて見にくいなあ→もう少し読みやすく工夫できるなあ
  • この写真、見る人にはあんまり関係なくて邪魔かも?→この写真はないほうがいいな

まずは「自分にとって使いやすい」と感じるホームページづくりを意識して、問題意識を持つことが大切です。

練習2:たったひとりの「見る人」のことを考えてみよう

今度は他人について考えてみます。

ホームページは「不特定多数」に対して発信ができますが、世界中すべての人のことを想像するのは難しい話です。そこで「ひとりだけ」を想像してみます。実在する人ではなく想像上の人でかまいません。自分が情報を伝えたい相手の代表的なプロフィールを作ってみるのです。

たとえば、「好きな(男性や女性の)タイプ」をよく言ったり聞いたりしますよね。この「タイプ」のホームページ版のようなものです。「自分のホームページに興味を持ちそうなタイプ」を考えればいいわけですね。

  • 年齢は○歳・男性(または女性)
  • 住所はこのあたり
  • こんな仕事をしている
  • 年収はだいたいこのくらい
  • こんなことをするのが趣味

といったところは定番かと思いますが、ここから自分のホームページの情報に合わせていろいろ追加して、具体的に想像をしていきます。

  • 好きな色は青系統
  • 普段着る服はこんな柄やスタイル
  • 女性誌○○を毎月読んでいる
  • 毎日お弁当を作っている
  • 週末は外食をする
  • 出身は九州
  • 1歳年上の夫がいる
  • 子どもは1人。小学2年生の女の子
  • 新築の2LDKのマンションに住んでいる
  • きれい好き
  • 広い台所がある

直接的な関係性はないですが、この人の名前もぜひ決めてください。想像というよりも妄想になっていくくらいでちょうどよいです。脳内に映像が浮かぶくらいまで具体的にプロフィールを作ってみてください。この人にラブレターを書くつもりでホームページを作ることを意識すると、おそらく伝え方が変わってくるはずです。相手に合わせた方法で伝える意識を持つ意味で、プロフィールを最初に考えることはとても有効です。

練習3:その人を主人公にしたストーリーを作ろう

練習はいよいよ応用編に入っていきます。具体的な人物像ができあがったら、次にその人を主人公にした「ホームページ物語」を作ります。ラブレターも、読んだあと相手がどんな反応をするか、自分にどうアプローチしてくるのかを想像しながら書いていると思うのですが、それと同じようなことをホームページづくりでもやってみるということです。

練習1では「自分ならどうするか」という視点でホームページを見てみるということをしましたが、これの応用で、今度は練習2で想像したプロフィールの人であればどうするかという「演技」をします。他人の立場に立った時、自分とは異なる趣味、生活や状況などの兼ね合いで、自分とは選択肢が異なることがあるはずです。

こういうことをすると、以下のようなことが見えてきます。さきほどよりも少し発展した感じです。

  • 相手がまず知りたいことってなんだろう?→クリックしたくなるものはこれかも?
  • この人はホームページを見たらどうなるんだろう?→それが満たされるような情報はどこにあるのかな?
  • この人には興味のない情報が紛れてる?→このページはあまり見られないだろうなあ

練習4:別の視点から見てみよう

「別の視点」には2種類あります。それぞれをご紹介します。

(1) 他の人に見てもらう

文字通り他の人が見るので「別の視点」です。自分では見えないような部分で、表現をもっとよくするヒントが隠れていることは非常に良くあります。ぜひホームページを公開する前には自分以外の人に1度見てもらうことをおすすめします。プロの視点でアドバイスを受けることもよいでしょうし、インターネットに詳しくない友達や家族に見てもらうことも、使いやすさという視点で大きなヒントになります。

(2) 他のホームページも見てみる

これまでのものは「自分のホームページ」に対する視点だったのですが、ちょっと視点を変えて「他のホームページ」にも目を向けてみましょう。自分のホームページと同じような情報を扱うホームページを探して、その中で工夫されていることを見つけます。ホームページの探し方は簡単です。自分のホームページが検索されたいキーワードで検索して出てきたページを見ていけばよいのです。

手作りの子ども服を扱うホームページであれば「子ども服 手づくり」かもしれませんし、ギフト向けの海外の雑貨を扱っていれば「雑貨 海外 プレゼント」かもしれません。そういったキーワードで検索エンジンで探してみてください。検索結果で上位にいるページは、なんらかの理由でそのキーワードととても相性がよいページです。参考になることが必ずあるので、じっくり見てみましょう。

これまでの練習で「自分ならどうするか」「このプロフィールの人ならどうするか」ということをやってきましたが、それを他のホームページでやってみるのも面白いです。自分のホームページと比較して何が使いやすい(使いにくい)のか、見えてくることもあると思います。

今回の4つの「練習」は、一見ホームページの内容と関係がないことのように思えるかもしれませんが、この視点がないと、ホームページはホームページとして機能できないと言ってもよいです。「情報を伝える」という意識を持つことで初めて、ホームページに魂が宿ります。とても大切な視点なので、ぜひ練習を通じて意識をしてみてください。

次回は、ホームページの内容(コンテンツ)について少し具体的に考えます。伝えたい人に伝えるために、どんな内容にすれば興味を持ってもらえて、どんな表現にすれば伝わるの?といったところをお話していきます。(第4回に続く)

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#fc0(株式会社エフシーゼロ)

#fc0(株式会社エフシーゼロ)

JimdoExpert
http://fc0.vc/

「もっと多くの人に、"Webへの入口"を」をコンセプトに、中小企業や個人商店をメインとしたWebサイトの企画・制作・運営アドバイスなどの業務を行う。また、主に初心者を対象とした講師・執筆も多数。

主な著書に『デザインの学校 これからはじめるFireworksの本』(技術評論社)、『デザインの学校 これからはじめるDreamweaverの本』(同)、『ああしたい、こう変えたいが手にとるようにわかるCSS基礎』(共著、エムディエヌコーポレーション)など。

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