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エキスパートコラム

益子貴寛の「これ読も10(テン)」

2017年5月号

執筆:益子 貴寛(株式会社まぼろし)

2017年5月22日更新

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この連載では、個人や中小企業でホームページ制作や運用を担当している人、店舗などを運営しながらホームページづくりに関わっている人に役立つ記事を10個、解説つきで取り上げます。

1. クーポン施策が抱えている3つの問題点(FULL KAITEN BLOG)

ましこ

今月のイチオシ記事。インターネットショップのクーポン施策でもっとも問題なのは「受注件数が伸びても、粗利が伸びないことがある」こと。リアルの店舗でも同じことがいえそうです。

たしかに、売上が増えても粗利益が少なければ、どんどん薄利多売型のビジネスになっていきますね。結果として「クーポンが当たり前になると安売りショップのイメージが出来上がり、上得意客が離れていく」と。

クーポン施策は直接的なコストをかけずに行えるので、安易に手を出してしまいがち。でも、実質は「割引」「値引」と同じで、利益を犠牲にした施策です。消費者側も商品のよし悪しではなく、割引のお得感を得たいという刹那的な気持ちで購入するケースが多いものです。

個人的なおすすめは、常連さんへの日ごろの感謝を示したり、記念日的な取り組みとしてクーポンを利用すること。それ以外はよくよく考えたほうがよさそうです。

2. 古いPCやOSを使い続けることで失われる時間は「1日40分」、Bloombergの記事が話題に(やじうまWatch)

ましこ

ヨーロッパの約6,000人を対象にした調査。「まだ使えるのでついつい」という人も多いと思いますが、チリツモ(塵も積もれば)で、気づかないうちにたくさんの時間を無駄にしているのかも。1年に250日働くとして、1日40分で10,000分。約167時間、ほぼ7日分が失われる計算です。

私の身のまわりでも、仕事の早い人は常に新しいパソコンを使っている印象があります。会社としても、従業員のマシンのリプレース(買い替え)に積極的なところは、労働生産性が高い、と。ご自分のパソコンがキビキビと動くか、ぜひ確認してみてください。

3. 【2016年】ネット通販市場は15.1兆円、EC化率は5.4%、スマホEC市場は2.5兆円(ネットショップ担当者フォーラム)

ましこ

毎年この時期に経済産業省から発表される国内EC市場の定例調査をもとにした記事。

B2C(消費者向け)EC市場が、とうとう15兆円を突破。前年比9.9%増。EC化率も5.43%に伸長しました。

EC化率とは、すべての商取引のうち、EC(電子商取引)が占める割合のこと。狭義のB2B(法人向け)では19.8%に達している一方、B2Cは5.43%ですから、まだまだ伸びしろがあるといえます。

なお、ネットショップ担当者フォーラムの別の記事で、「良品計画のEC売上は11%増の174億円、EC化率は7%」も要チェック。無印良品ですら、EC化率は7%という事実に驚きました。

4. 「ZOZOTOWN」に「Amazon Pay」を導入、ユーザーからの要望に対応(ネットショップ担当者フォーラム)

ましこ

4月19日、大手通販サイト「ZOZOTOWN」がAmazon Payに対応し、話題になりました。

ECサイトへのAmazon Payの導入メリットは、次の3つにまとめられます。

  • Amazonアカウントが使えるので、新規顧客獲得が促進
  • いわゆる「カゴ落ち」が減り、コンバージョン率が改善
  • 世界水準のセキュリティの下で、安全なログインと取引を実行

なお、Amazonアカウントでのログインに関して、実はEメールアドレスだけでなく携帯番号でも可能という点は、地味ながら強力なアドバンテージです。学生、高齢者など、自己保有のデバイスはスマートフォンしかなく、連絡手段にはLINEなどを用い、Eメールを日常的に使っていない(携帯キャリアから発行されるEメールアドレスも、迷惑メール防止のため覚えにくくしている)ユーザーもいるからです。

また、ECサイトごとにIDとパスワードの登録が求められるのは、財布がショップカードで膨らんでいくのと同じで、管理がどんどん煩雑になっていきます。実際、登録するのを面倒がって、購買を取り止めるユーザーも一定数いるはずです。

このように、機会損失を防止する意味でも、規模の大小に関わらず、Amazon Payの導入を検討すべきでしょう。

実際にインターネットショップを運営している人は、ウェブ解析士協会に書いた拙稿「ECサイトでユーザーに「Amazon Pay」を選んでもらうタイミング」も参考にしてみてください。

5. アマゾンが「Amazonフレッシュ」を開始、最短4時間で生鮮食品を届ける仕組みを解説(ネットショップ担当者フォーラム)

ましこ

Amazon関連で、もうひとつ。Amazonが東京23区内の一部地域で開始した生鮮食品の通販「Amazonフレッシュ」の話題です。

午前8時から深夜0時までで2時間ごとの配送時間帯から指定可能、最短で注文から4時間後に到着。1回の注文あたりの配送料が500円、注文金額が6,000円以上で送料無料とのこと。

品揃えを見てみたところ、生鮮食品はもちろん、産地にこだわったプレミアムセレクションやOisixとの提携商品、有名店の味が楽しめる専門店グルメなどもあって、とても充実していますね。食の安全性に敏感な層、富裕層のニーズにもきちんと対応しています。

すでにAmazonプライムが、生活インフラとなっている人も多いはず。Amazon依存が高まることに少し不安を覚えつつ、流通のパラダイムシフトに次々と立ち会えて、とてもエキサイティングな気持ちでいます。

6. Google、フェイクニュース対策として"プロジェクト アウル アップデート"を実施(海外SEO情報ブログ)

ましこ

アメリカのトランプ大統領がたびたび口にしたことで、流行り言葉のようになっている「フェイクニュース(偽ニュース)」。

Googleは「アウル(Owl)」というプロジェクトの下、アルゴリズムの改善や評価ガイドラインの改定を実施しました。ちなみに「アウル」とは、知恵の象徴である「フクロウ」の意味。

ふつうにウェブサイトを運営している人には、特に影響はありません。ただ、Googleの評価基準は「情報の信頼性」にまで広がっていること、これまで以上に正確な情報発信に努めるべきことを、サイト運営に関わるすべての人がしっかりと意識しておく必要があります。

7. 「ユーザーの体温を感じる」SNS運用を。参加数10万人のインスタコミュニティの作り方(SELECK)

ましこ

写真共有SNS「Instagram」の具体的な活用法が解説されています。

特にユニークだと思ったのが、「ハッシュタグに使う言葉に関しては、事前にInstagram上で検索してみて、結果が『ゼロ』件のものを使うようにしています」という方法。たとえば「#夏を楽しむ食卓」「#おいしさトローリ」「#クリスマスハピネス」など、独自のハッシュタグを考えて、フォロワーに投稿してもらうとのことです。

該当投稿数など、効果の可視化のためにも、独自のハッシュタグをうまく使うのはとてもよいと思いました。

8. インスタは「妄想の検索エンジン」メルカリは「通販の検索エンジン」としてつかう。女子大生が教えてくれたスマホで「ビキニ」を買うまでの心理と経路。(アプリマーケティング研究所)

ましこ

Instagramは「妄想検索」、メルカリは「商品検索」という区別がおもしろいですね。

記事中に出てくる「まず、メルカリって『写真が下手』なのが良くって。洋服の場合『素人っぽい写真』の方が良いんですよ、だって、ウソつけないから。笑」「メルカリは売っている人に『わからないこと』をチャットですぐ聞けるのがよくて」といった意見から、消費者の判断基準や行動の変化が読み取れます。

また、「最強にめんどくさいのは『個別の通販サイト』です。会員登録しないといけないし、購入方法もバラバラで、ポイントもグチャグチャになる」という意見は、今回4つ目にとりあげた「Amazon Pay」のECサイトへの導入の力強い後押しです。

記事の最後のほう、フリマアプリや通販アプリの検索画面の分析も、とても参考になります。

9. SEO で忘れがちな画像検索、どう考えていますか?(SiTestブログ)

ましこ

特に写真などに力を入れているサイトは参考になる記事。画像検索にマッチさせるためには、次の4つがポイントとのこと。

  • alt属性はしっかり設定する
  • 画像の内容を反映したファイル名にする
  • 画像用のディレクトリにまとめて保管する
  • 画像の周辺に画像の内容を記載しておく

Google Search Consoleで、画像検索に絞り込んで来訪キーワードを確認する方法なども解説されています。

10. マテリアルデザインでやってはいけない72のこと(サルワカ)

ましこ

最後にデザイン系の記事を。ここ数年、ウェブデザインのトレンドは「マテリアルデザイン」を中心に形作られています。マテリアルデザインで好ましくないとされる表現をまとめたのが、この記事。

72個すべてに目を通すのはたいへんですが、自分の知識不足を補うために使ったり、実際にデザインをする(またはジャッジをする)ときのチェックリストとして活用しましょう。

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益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

株式会社まぼろし 取締役CMO
https://maboroshi.biz/

1975年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。
Webサイトのコンサルティング、企画・設計、制作業務、教育、執筆活動に従事。社団法人 全日本能率連盟登録資格「Web検定」プロジェクトメンバー。元・金沢工業大学大学院 工学研究科(東京・虎ノ門大学院) 知的創造システム専攻 客員教授。

主な著書に『Web標準の教科書』(秀和システム)、『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』(同)、『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(共著、マイナビ)など。
2017年5月、企画・構成から監修、執筆まで総合的に関わった書籍『ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック 3 Webディレクション 第3版』(ワークスコーポレーション)が発売。

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