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エキスパートコラム

写真撮影実践講座(全6回)

第3回:店舗撮影の工夫とアピールポイント

執筆:鍋坂 樹伸(コマーシャルフォト サン・スタジオ)

2013年12月25日更新

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「写真撮影実践」では、実際の商品を撮影し、ライティングやレイアウト、周辺のコーディネートに関するポイントを解説します。第3回は、高松市の郊外にある居酒屋の撮影です。
このお店は「Googleおみせフォト」を活用しています。Google+ ローカル(旧Googleプレイス)を使用したスナップショットをふまえて、撮影ポイントを解説します。

  • 撮影場所:高松市郊外の居酒屋
  • 営業時間:11:00~14:00/17:00~22:00
  • 利用者層:ファミリー、単身赴任者などお1人の利用
  • 使用機材:キヤノンEOS Rebel T1i
  • センサーサイズ:APS-C
  • レンズ:18-55mm f3.5-5.6
  • ISO感度:室内ISO400
  • 撮影モード:Av(A)絞り優先オート f8
  • 照明機材:なし
  • その他:三脚/レフ板使用

店舗について利用者が知りたい情報

ウェブサイトに掲載する写真を考え始めると、お店(会社)のことを知ってもらうために、少しでも印象よく、たくさんの写真を撮りたいと誰もが思います。飲食店の場合、中心になるのはお店自慢の料理や店内風景ですが、こちらの思いが強すぎるあまり、本当に利用者が知りたい情報を発信できていないかもしれません。

ウェブサイトを通じて利用者が知りたい情報を考えてみました。

  • 店舗外観
  • 看板
  • 住所がわかるもの
  • 営業時間
  • 出入り口からおみせの内部に向かう広角写真
  • お店の奥から出入り口に向かっての広角写真
  • ショップカード(お店の名刺やポイントカード)
  • メニュー
  • 支払い方法

ほか、次のような情報を知りたい利用者がいるかもしれません。

  • 推薦状/賞状
  • 魅力的な特徴(工芸品や生花など)

ウェブサイトのデザインをふまえ、文字情報で掲載したほうがよい場合、写真撮影する必要はありませんが、要所要所に写真を掲載することで、ウェブサイトの魅力が大きくアップします。

お客さんの姿を考えると撮影項目が見えてくる

オープン直後または築年数の浅い綺麗な店舗は、老朽化もしていないので撮影するポイントがたくさんある、どの写真でも絵になる、という考えは必ずしも正解ではありません。みなさんが考えるお店の特徴(アピールしたいポイント)を正しく撮影していれば、写真を見た利用者が魅力的に感じ、来店してくれることでしょう。

今回のお店の場合、たとえ築年数がだいぶ経っていても、落ち着いた雰囲気で食事ができ、会社帰りに立ち寄りたくなる写真をテーマに撮影しました。

カウンターと一品料理の「引き」の写真

一品料理の「寄り」の写真

カウンターに並ぶその他の一品料理

一品料理をセレクトして撮影

一番人気の定食を撮影(価格1,300円)

広角レンズで一目瞭然の写真を

レンズの特徴として、少し引き(広角レンズ)で撮影すると、目で見るよりも経年劣化している状態がわかりにくくなります。一目瞭然の広角写真と、寄り(アップ)の印象的な写真を使い分けましょう。

左:店舗外観写真/右:道路から見える看板の写真

左:駐車場の特徴/右:入り口付近の特徴

入り口の様子

左:入り口から店内の様子

お店奥から入り口を見た様子

資格を証明する「免許証」「認定証」「賞状」などを撮影する

食の安全性が問われる昨今、調理師免許や営業許可証がきちんと示されているお店もアピールポイントになると思います。文字情報だけではなく写真があることで、安心して食事ができるお店と利用者は認識してくれるでしょう。

証明証や認定証を撮影

お客さんを迎える気持ちを写真にあらわす

このお店の特徴は、以下のとおりです。

  • カウンターに並べられた単品料理が豊富で、時間のかかる料理を待つ間に手持ちぶさたがない
  • 季節の生花でお客さまを迎える
  • ひとりで入っても居心地のよいカウンターがある

お店は60歳代の夫婦で運営しています。決して派手ではないですが、来て欲しい層のお客さまでいつもにぎわっています。

掲載用のスナップ写真は、無理に背伸をし、よく見せようとする必要はありません。ありのままの写真をウェブサイトに公開することにより、利用者が来店した時のギャップが少なくなるというよい効果が得られます。

いつも生花が生けられている様子

お店の雰囲気をあらわす小物

料金がわかるメニューなどを撮影し、値ごろ感を伝える

まとめ

今回使用した写真は、Google+ ローカルのコンテンツ、「おみせフォト」に掲載されています。

きれいに写すことはもちろん、来店して欲しい利用者にアプローチするには、どのような写真が効果的かを大切に考えました。

使用機材はフルサイズセンサー搭載の高額なボディや、明るいレンズ(暗いところでも撮影しやすい高額なレンズ)も使用していません。照明機材も使わずに、窓から差し込む光とルームライト、レフ板を使って撮影しました。

ウェブサイトに使用する写真には、「ありのまま」を表現することで、利用者にわかりやすくお店の特徴を伝えることができます。このお店を運営しているおふたりは、「家族でのんびり、単身赴任や独身の方でも気兼ねなくゆっくりお食事ができる」「美味しいお魚を食べて欲しい」という思いを込めて、日々仕事をしています。

ただ、「ありのまま」とはいえ、どうしてもスペースの都合で雑然と見える部分、古びている部分などは、利用者の印象を損ねる可能性があります。整理整頓はもちろん、見せたくない部分はカメラから見えない位置に移動したり、構図を検討するなど、撮影前のチェックが必要です。

「等身大でわかりやすい写真を利用者に提供する」という考え方は集客に有効です。写真撮影だからといって、ついつい力がはいってしまう肩の荷を少しおろしてみると、これまでとは違った写真の仕上がりになるかもしれません。

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鍋坂樹伸(なべさか・しげのぶ)

鍋坂 樹伸(なべさか・しげのぶ)

コマーシャルフォト サン・スタジオ 所属

1975年、兵庫県姫路市生まれ。中央学院大学商学部商学科卒業。香川県高松市在住。東京都内の印刷会社営業職を経て、2003年に実家が運営する「コマーシャルフォト サン・スタジオ」入社。広告写真家として活動し、食品・洋服・人物・風景など、さまざまなジャンルの撮影に対応。
2012年より専門学校 穴吹デザインカレッジにて非常勤講師をつとめるかたわら、企業や団体が主催するセミナーでも講師をつとめる。
CSS Nite in TAKAMATSU オフィシャルフォトグラファー。

著書『Web制作と運営のための写真撮影&ディレクション教本~段取りから準備、撮影テクニック、実践ポイントまで~』(マイナビ)。

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