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エキスパートコラム

ソーシャルメディアビジネス活用講座(全12回)

第12回:動画を活用しよう!

執筆:大月 茂樹(ニイハチヨンサン)

2014年3月17日更新

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「ソーシャルメディアビジネス活用講座」では、ソーシャルメディアをビジネスに活用するための心得、ソーシャルメディアを使った集客手法やコミュニケーションなどについて解説していきます。最終回の第12回のテーマは、「動画を活用しよう!」です。

ソーシャルメディアも動画の時代

ソーシャルメディアも動画の時代となりつつあります。昨年、TwitterはVine(ヴァイン)という最長でもわずか6秒間という短い動画を撮影・編集・投稿できるスマートフォン向けのサービスの提供を開始。また、SNSとしてライバル関係にあるFacebookも、既に買収していたInstagram(インスタグラム)という写真共有サービスに最長15秒間の動画を撮影・共有できる機能を追加して提供を開始しました。

Twitterが提供する動画共有アプリのVine(ヴァイン)の画面の様子

こうしてスマートフォン向けの動画共有サービスが急速に広がって来ている背景には、スマートフォンに搭載されたカメラの性能が飛躍的に向上し、いつも持ち歩かれているものであり、撮った写真や動画をすぐにインターネットへアップしたり、友人へ送信できたりすることがあります。みなさんも、友人やフォローしている人がスマートフォンで撮影した動画をFacebookのニュースフィードやTwitterのタイムラインで見かける機会が多くなってきたと感じているはずです。

さて、こうしてスマートフォンでも手軽に撮影できるようになった動画を、企業が商品やサービスのプロモーションや集客に活かす事例を見受けられるようになりました。

動画を活用した商品やサービスのプロモーション事例

わずか6秒間という短い時間ですが、その限られた時間の中でおもしろい表現が生まれるのがVineの動画です。企業による商品・サービスのプロモーション動画をいくつかご紹介しますので、ご覧になってください。

Doveの例(実際の動画視聴はこちらから

ポカリスエットの例(実際の動画視聴はこちらから

森永製菓の例(実際の動画視聴はこちらから

Vineは長くても6秒間という短い時間しか撮影できないという特徴のほかに、動画は一通り再生を終えるとまた最初から再生が繰り返され、延々とループ再生されるという特徴も持ちあわせています。ですから、6秒間の1つのストーリーとして、そして、最後がまた次へ(最初へ)と続くように作れば、とてもおもしろい動画として仕上がります。

また、それを観るユーザーはおもしろければ時間を忘れて何度も繰り返し観てしまいます。その結果、その商品やサービスについて深く印象づけられますし、おもしろい動画だということでその動画がSNSでシェアされれば、クチコミでそれが広がっていき、広告効果をも得られます。

動画を活用した集客の事例

次に、一般中小企業における集客を目的とした動画活用の事例をご紹介します。
今回、お忙しくされてらっしゃるところ無理をお願いして、岡山でウォータージェット切断加工などされている近藤発動機株式会社さんを伺いました。

近藤発動機株式会社さんは、大正8年創業の老舗企業。4代目となる近藤真弘社長はWebサイト、Facebook、YouTubeなど、ネット活用にとても力を入れてらっしゃいます。
今回は、主力事業であるウォータージェット切断加工での動画活用についてお話を伺いました。

近藤発動機株式会社の近藤社長

近藤社長 : 大月さんとの付き合いはもうかれこれ3年以上になるけど、こういう形で仕事と言うか、ネット活用の話をするのは初めてですね。

大月 : そうですね(笑)。今日はよろしくお願いします。さて、早速本題ですが、近藤発動機さんでは主力事業のウォータージェット切断加工に関連する動画をYouTubeへたくさんアップされていますよね?今現在、どれくらいの数の動画をアップされているんですか?

近藤社長 : 200本以上はアップしていますね。基本的に、切断加工したら動画をアップしてるので。ウォータージェット切断加工専門のYouTubeチャンネルを作ってますが、総再生回数だと70,000回くらいは回ってる(再生されている)はずです。初めの頃はがんばって10分くらいの動画をアップしていたんですよ。

だけど、切断している様子を延々と流されても観る側も飽きてしまうだろうし、そうなれば確実に離脱されてしまいますからね。ならば、肝心なところだけ収めた短い動画の方が良いだろうと思って。最近は10~15秒くらいのものが多いですよ。それに、仕事そのものの支障になってはダメですし。それと正直なところ、チョット飽きちゃってる部分もあります(笑)。

大月 : なるほど(笑)動画は具体的に、どういった方がご覧になるんですか?

近藤社長 : 「ウォータージェット切断加工」を既にご存知の方もいらっしゃれば、切断する素材などは決まっているのだけれどベストな切断加工の方法は何か?ウォータージェット切断加工のことをまだご存知ない方まで、本当にさまざまですね。

基本的に、検索サイトで「素材名 切断」などといったキーワードで検索され、ヒットしたうちの動画をご覧になって問い合わせされるといった流れです。

大月 : 旧態依然…と言うと言い過ぎかもしれませんが、文章と写真よりも、動画を活用していることによるメリットや効果はありますか?

近藤社長 : それはありますね。基本的にお客さまが考えておられることは、「コレ(素材や物体)は切れるか?」なんですよね。それが実際に切断されている様子を動画で確認できるわけですから、「ここへ任せれば切れるんだな」と知ってもらえる、判断してもらえるわけです。何本か動画を観ていただいたあとに問い合わせや依頼という形になりますから、話が早い。

また、過去に切断加工実績があるものであれば動画がありますから、お客さま自身で動画を見つけられなかったとしても「この動画をご覧ください」とご案内ができますし、観ていただければそこからの話は早いですよね。これをメールや電話だけで説明しようとしたら、どれだけ手間がかかることか。もちろん、伝わらないこともあるでしょうし。

ウォータージェット切断加工の装置。ウォータージェット切断加工とは、超高圧水とガーネット(砂)を混ぜて切断する加工のこと

YouTubeは動画をベースとしたSNSでありつつ、「世界で2番目に大きな検索サイト」などと言われることがありますが、例えばYouTubeへ動画をアップすればYouTubeでの検索だけでなく、Googleでの検索結果へもヒットしますから集客手法として有効であるのはもちろん、その後の受注に至るまでのやりとりにおいても、動画活用の効果は大きいですよ。

それと、動画への取り組みを初めてからもう随分と時間が経ちますが、古い動画であればあるほど、動画で観ることができる切断加工実績が会社の信頼へもつながるんですよね。それも、とても大きいです。

大月 : 今後も積極的に動画活用されていくご予定ですか?

近藤社長 : そうですね。製造業というのはネット活用が遅れている業界、先手を打てれば勝てる見込が高くなりますから。こういうことは製造業に限った話ではないと思います。「うちの業界はITとかWebとか、そういったものに縁遠い業界だな」と思われるのであれば、勝算があるかもしれません。ぜひ、チャレンジしてもらいたいですね。

直径1mmの穴から超高圧水とガーネットを混ぜて噴射、1cm四方に4tもの圧力がかかります。近藤発動機株式会社さんの設備では、厚さ200mmまで切断できるそうです

大月 : では、最後に。動画活用に限らず、インターネット全般を活用するにあたって近藤社長が普段から心がけておられること、また、これから挑戦しようと考えておられる方々へアドバイスなどいただけると。

近藤社長 : やはり、楽しみながらやるという視点が大切ということですかね。動画活用にしても、いわゆるネット活用にしても。単に、義務感に駆られてやるだけだと息切れしてしまって続きませんから。Webサイトにしても、ブログにしても同じですよね。スイッチが入ると続けられます。

動画を1つや2つアップしたくらいでは、まず効果はないんですよ。うちは動画チャンネルの開設だけで言えば2009年には開設してるし、動画も200本以上アップしている。Facebookページもたくさん作ってて、動画をYouTubeへアップしたらFacebookページでシェアする。継続が大事。多くの方はそこで失敗されているはず。まずは、自分自身が楽しみながらやる。そして、継続する。これに尽きると思います。

大月 : 今日は、ありがとうございました。

近藤社長 : いえいえ、こちらこそ。例の件、よろしくね(笑)

動画活用で気をつけたいこと

従来、文章と画像がネット集客の手段として用いられてきましたが、先進国アメリカでは既にそうであるように、日本国内でも今後は動画活用が重要になっていくでしょう。

文章や画像と比較して圧倒的に情報量が多く表現力も豊かな動画は、短時間でも強いメッセージを発信できるのが大きな特徴です。静的な文章や画像では動かせなかった生活者の心理を、簡単に動かすことができるだけの力を秘めています。

ただし、動画活用する際には、以下のことに気をつけてください。

1. 作りすぎない、お客さま目線で

台本や原稿が用意され、それを読み上げるニュース映像のような堅いものは避けましょう。動画活用はお客様から好意や共感、興味を得たり、感動などを与えること、つまり、お客さまとのコミュニケーションが目的です。自己満足なものにせず、お客さま目線で価値のある情報を提供するように心がけましょう。

2. できるだけ短かく

動画は、多くはスマートフォンやタブレットなどを使ってスキマ時間に閲覧されることが多くなっています。もちろん、パソコンでなくても動画を閲覧できる環境が整ったから…ということも理由のひとつではありますが、それよりも「現代人は忙しい」ということに尽きます。

10分の動画を用意しても最後まで観てもらえなければ、全く意味がありません。その動画を観てもらえるのであれば途中で離脱されることのないように、できるだけ短くするのが基本です。

3. 質の高さにはこだわる

かと言って、適当な作りも良くありません。動画を観てもらったことで逆にネガティブなイメージがつかないように、動画(内容)の質にはこだわりましょう。

まとめ

昨年から、ソーシャルメディア界隈でも動画マーケティングという言葉を散見するようになりました。先進国のアメリカでは2010年ころからそうした動きが見られていましたが、日本でもようやくその兆しが表れて来たようです。

冒頭でもお話しましたが、わざわざビデオカメラを持ち歩かなくても高画質な動画をスマートフォンで手軽に撮影ができる時代です。インタービューさせたいただいた近藤社長もおっしゃっていましたが、まずは楽しみながら動画活用をはじめてみましょう。毎日文章と画像を使ってブログを書くとなると大変ですが、例えば、Vine(ヴァイン)を使って6秒間の動画を撮影してアップするということであれば毎日でもできそうですよね。

みなさんの動画活用事例を拝見できることを楽しみにしておきます。

さて、昨年4月より全12回に渡ってお届けしてきました「ソーシャルメディアビジネス活用講座」は、今回をもって終了となります。ひとつでも多く、みなさんへ有益な情報をご提供できていたならば、幸いと考えています。

また、みなさんとどこかでお会いできる機会があれば良いですね。1年間を通して当コラムを読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

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大月 茂樹(おおつき・しげき)

大月 茂樹(おおつき・しげき)

ニイハチヨンサン 代表
http://2843.jp/

1975年、岡山県加賀郡吉備中央町生まれ、岡山市在住。
岡山大学大学院自然科学研究科修了。地元岡山のSIerにて主に官公庁向けのシステム開発やサーバー構築へ従事。その後、Webプロダクションにてフロントエンド・バックエンド開発、Flash制作、一般企業にてインハウスでECサイト運営や各種制作業務を経て、2010年に独立。岡山を拠点にWebサイト制作・Web活用のコンサルティング、スマホアプリ開発などに携わる傍ら、それらをテーマとした講演活動も行なっている。
KDDIウェブコミュニケーションズ CPIエバンジェリスト、倉敷芸術科学大学芸術学部デザイン学科非常勤講師、中小企業庁「中小企業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業」登録派遣専門家、岡山県商工会連合会「エキスパート・バンク」登録派遣専門家。

著書に『マルチデバイス時代のWebデザインガイドブック』(共著、ソシム)がある。

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