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エキスパートコラム

ソーシャルメディアビジネス活用講座(全12回)

第8回:インサイトを活用して反応率のよい投稿パターンを見つけよう!

執筆:大月 茂樹(ニイハチヨンサン)

2013年11月6日更新

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「ソーシャルメディアビジネス活用講座」では、ソーシャルメディアをビジネスに活用するための心得、ソーシャルメディアを使った集客手法やコミュニケーションなどについて解説していきます。
第8回のテーマは、「インサイトを活用して反応率のよい投稿パターンを見つけよう!」です。

インサイトとは?

「インサイト」とは、30人以上の「いいね!」を獲得しているFacebookページであれば利用できる、管理者向けの解析ツールです。

インサイトは「管理者用パネル」内の「インサイト」からアクセスできます

インサイトは「概要」「いいね!」「リーチ」「チェックイン」「投稿」「ユーザー」の5つのメニューで構成されています。この画面の様子は2013年10月10日に公開された新しいインサイトのものです。もし、あなたのFacebookページではこのように表示されなかったとしても、心配はいりません。スグに使えるようになるハズです。

インサイトではFacebookページの「いいね!」数(ファン数)の推移や性別・年齢・居住地といったファンの属性、投稿ごとの反応率やリーチ数など、さまざまなデータを得られます。Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使えば、ウェブサイトのさまざまなデータを得られるのと同じです。

「こんな感じの内容がファンにウケるのではないか?」と勘でなんとなく投稿して、「今日の投稿はファンからの反応がいつもより良かった・悪かった」と一喜一憂するのではなく、ウェブサイトと同様にFacebookページの運用でもデータをキチンとチェックして状況を把握し、日々の運用の改善に役立てることはとても重要です。

インサイトにはさまざまな機能がありますが、今回はその中からインサイトの機能を利用して反応率のよい投稿パターンを見つける方法について解説します。

反応率とは?

「反応率」とはFacebookページのファンが投稿へアクションした割合のことです。インサイトでは「アクション率」と表現されていたり、ソーシャルメディアをテーマとした書籍やウェブ上の記事などでは「エンゲージメント率」と表現されたりします。 基本的に、反応率は以下の数式で算出され、高ければ高いほどFacebookページとファンとの間の関係が良好と言えます。

例えば、ファン数が100人のFacebookページで、ある投稿に8件の「いいね!」、1件のコメント、1件のシェアがあった場合、(8 + 1 + 1) / 100 = 0.1、つまり、その投稿の反応率は10%ということになります。

反応率の良い投稿パターンの見つけ方

ファンがオンラインの曜日や時間帯を確認する

インサイトのメニューの中から「投稿」を選択してみましょう。以下のようなグラフと表が表示されます。

メニューの中から「投稿」を選択した様子

まず表示されるのは「ファンがオンラインの時間帯」のグラフと投稿ごとに公開日時、投稿タイプ、リーチ数、交流度などを示す表です。この「ファンがオンラインの時間帯」のグラフからは、Facebookページのファンが何曜日にオンライン(Facebookへログインしている状態)であることが多いか、また、1日のうちで何時ごろにオンラインであることが多いかを見て取れます。

これは当方のFacebookページのデータです。深夜から明け方までの時間帯でユーザーがオンラインの回数が少ないのは当然として、朝から深夜まであまり変化がなく平坦であることが見て取れます。つまり、その時間帯であればいつ投稿してもファンへの直接のリーチは特に差が表れないということです。一方で例えば、他の時間帯と比較して10時から12時の時間帯のオンライン回数が多いことが見て取れるようであれば、そうした時間帯に投稿すればよりファンへの直接のリーチを多く得られるでしょう。

リーチとは?

投稿がある期間内(時間内)にどれだけのユーザーのニュースフィードなどに流れ、目に触れたか?を示す値のことです。インターネットの世界で限定して使われる用語ではなく、広告が消費者に到達した数として、マーケティング用語としても一般的に使われます。また、数だけでなく割合で示す場合もあります。

ただ、ここで思い出して欲しいのは、あるユーザーがニュースフィードを流れたきた投稿へ「いいね!」やコメントをしたり、それをシェアしたりなど反応(アクション)したことが、そのユーザーの友達のニュースフィードへも表示されるというFacebookの仕組みです。

反応率の高い曜日や時間帯を確認する

実は、ニュースフィードを流れて来た投稿へユーザーがアクションをしてくれやすい時間帯があります。「何曜日の何時に投稿すると多くの反応を得られるか?」についてはさまざまな調査会社が調査を行いその結果を公開していますが、それらの多くで「早朝7時から9時台」と「夕方17時台」の反応率の高さが示されています。

おそらく、早朝は投稿数が少なくニュースフィードの流れもゆったりしているため、ユーザーがひとつひとつの投稿内容をシッカリと読んでいる(読める)ということ、さらには、睡眠を取りリフレッシュし、「これから今日一日が始まる」というモチベーションが高い状態にあるということが、その理由として推測されます。一方、夕方はその日の仕事の終わりの目処もついて、少し落ち着いた時間帯ということなのでしょう。

こうした時間帯に投稿すれば高い反応率を得られ、そのファンの友達のニュースフィードへもその投稿が表示されることで、より多くのリーチを獲得できる可能性があります。

もちろん、そのFacebookページの目的や扱うテーマなどによりファン層は異なりますから、どの曜日のどの時間帯の反応率が高いか?もFacebookページごとに異なります。それをインサイト上で直接解析できると良いのですが、残念ながら現状ではそれができません。

そのため、インサイトのエクスポート機能を利用してデータをダウンロードし、手元のパソコンでExcelなどの表計算ソフトを利用して解析するのが現状では一般的です。

インサイトのデータをエクスポートするには、画面右上にある「データをエクスポート」ボタンを押します。

すると、「インサイトデータをエクスポート」ダイアログが表示されます。「ダウンロード」ボタンを押せば、指定された期間のインサイトデータを指定されたフォーマットで手元のパソコンへダウンロードできます。このとき、「SELECT EXPORT」では「新バージョン」を、「データタイプを選択」では「投稿レベルのデータ」を選択するようにします。

エクスポートしたインサイトデータをExcelで開いた様子

ダウンロードしたデータでは、驚くほど事細かなデータを見て取れます。このインサイトデータを利用して、どの曜日のどの時間帯の反応率が高いか?を確認しましょう。

インサイトデータを利用して、時間帯ごとの反応率をグラフにした様子

当方のFacebookページでは、夕方から深夜にかけて投稿を行うことが多いため偏りはありますが、このグラフから19時ごろや22時ごろの時間帯の投稿が反応率が高いことが見て取れるので、ここを狙って投稿すると良いということがわかります。

反応率の高い投稿タイプを確認する

次に、「投稿」メニューの中から「投稿タイプ」を選んでみましょう。

「ステータス(文章のみの投稿)」や「リンク」「写真」など、投稿タイプごとに平均リーチと平均交流度がグラフ表示されます。こちらも当方のFacebookページのデータですが、平均リーチ数は投稿タイプがリンクのものの方が高いものの、平均交流度のうち投稿がクリックされた回数は写真の方が高いことが見て取れます。

「投稿の宣伝」を行った投稿については、「リーチ」の欄で「オーガニック(ファンのニュースフィードへ表示された回数)」と「有料(投稿の宣伝により、広告ターゲットのユーザーのニュースフィードへ表示された回数)」を確認できます

当方のFacebookページでは、自社サイトの新着記事や当コラムの更新などを案内することが多く、またその際に「第7回:Facebook広告を活用して「いいね!」を増やそう!」で解説した「投稿の宣伝」を使うことが多いので、投稿タイプがリンクのものの平均リーチが高い数値を弾き出しています。

どの投稿タイプの反応率が高いか?は、このデータでわかりますが、肝心なのはそれぞれの投稿タイプが何か?よりも、それがどのような内容が何であったか?です。例えば、ファンへお役立ち情報を提供する投稿なのか?自社の商品やサービスの宣伝の投稿なのか?などです。

こうした解析もインサイト上ではできないので、先程と同じようにエクスポートしたインサイトのデータを利用します。

インサイトのデータへ「内容」という項目を追加した様子

インサイトのデータに「内容」という項目を加え、投稿ごとに記していきます。それなりに手間のかかる地味な作業ですが、なんとなく…で済ませてしまっているのと、こうした作業を経て数値で評価できるのとでは大きな差が生まれます。地道に取り組んでいきましょう。

それをもとに投稿の内容ごとの反応率をグラフにした様子

このグラフから、当方のFacebookページではWeb活用やソーシャルメディア活用に関連する参考情報を提供する投稿の反応率が高いことが見て取れます。

こうして、どのような内容の投稿の反応率が高いか?を解析することは、単に反応率が高い・低いがわかるだけではなく、ファンがどのような内容の投稿を期待しているか?もっと言えば、あなたのFacebookページにどのような期待をしているか?がわかるようになるという点からも、とても価値があることです。

まとめ

Web担当者の方などからよく、「どれくらいの反応があれば良いのですか?目安がわからないです」という質問をいただくことがあります。平均値としては、2%程度と考えておけば良いでしょう。反応率が4~6%程度もあればその投稿は良好、10%程度にもなればソレはかなりの反応率です。一方、ファン数が多い大きなFacebookページになるほど反応率は下がるというデータもあります。おおよそ、ファン数が5万人を越えたくらいから、そうした傾向が顕著に表れてくるようです。

今回解説したインサイトの活用方法はとても地味なものですが、ファンの期待を理解し、それに応える良質な投稿を継続することがFacebookページの活用においてとても大切なことです。1週間に1度程度で良いですから、インサイトを利用する時間を取り運用の改善に役立てましょう。

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大月 茂樹(おおつき・しげき)

大月 茂樹(おおつき・しげき)

ニイハチヨンサン 代表
http://2843.jp/

1975年、岡山県加賀郡吉備中央町生まれ、岡山市在住。
岡山大学大学院自然科学研究科修了。地元岡山のSIerにて主に官公庁向けのシステム開発やサーバー構築へ従事。その後、Webプロダクションにてフロントエンド・バックエンド開発、Flash制作、一般企業にてインハウスでECサイト運営や各種制作業務を経て、2010年に独立。岡山を拠点にWebサイト制作・Web活用のコンサルティング、スマホアプリ開発などに携わる傍ら、それらをテーマとした講演活動も行なっている。
KDDIウェブコミュニケーションズ CPIエバンジェリスト、倉敷芸術科学大学芸術学部デザイン学科非常勤講師、中小企業庁「中小企業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業」登録派遣専門家、岡山県商工会連合会「エキスパート・バンク」登録派遣専門家。

著書に『マルチデバイス時代のWebデザインガイドブック』(共著、ソシム)がある。

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