スマートフォンサイトを表示する

  1. TOP
  2. ウェブ解析初級講座 : 第1回 スーパーマーケットから読み解くウェブ解析の基礎

エキスパートコラム

ウェブ解析初級講座(全6回)

第1回:スーパーマーケットから読み解くウェブ解析の基礎

執筆:江尻 俊章(一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)代表理事)

2013年6月26日更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

閲覧数6,995views

このコラムをPDF形式でダウンロードする

「ウェブ解析初級講座」ではGoogle アナリティクスを中心にウェブ解析の使い方、活用方法をお伝えします。まず、なぜウェブ解析が必要で、ウェブ解析で何が分かるのか、身近な例で考えてみましょう。

ウェブ解析でウェブサイトから何がわかるのか?

唐突ですが、あなたはスーパーマーケットの店長さんです。店長さんとしては、その日の売上が気になるはずです。でも、気になるのは売上だけですか?あなたは、売上以外に何を知りたいですか?
売上だけをにらめっこしても、売上はあがりません。売上をあげるには売上のもととなる情報、お客さまの数や商品の単価などの情報=数字を理解しなくてはなりません。

ウェブ解析ではページビューなどの聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。でも安心してください。どれも難しいことではありません。意味をちゃんと理解すれば、何をどう見ればいいかすぐ分かります。そして大事なことは「ウェブ解析は儲けるために行う」ということです。売上をあげるためにウェブ解析を見る、そう肝に銘じましょう。

ページビューはお客さまが見てくれた数

スーパーマーケットをウェブサイトに例えると、店舗の中にある、ひとつひとつの棚がページにあたります。お客さまはどれくらい棚を見てくれたのでしょうか?これがウェブ解析のページビュー数です。
たくさん棚を見てくれたら売上もあがりそうですね。

お客さまが入店した数は、どれくらいでしょうか?これが訪問数です。
お客さまの訪問スタイルも様々です。店舗の正面入口(トップページ)だけ見て去ってしまった人もいます。その割合はどのぐらいでしょう(直帰率)。また、店舗には入ったものの、ある棚を見たあと去ってしまった人もいます。その割合はどのくらいでしょう(離脱率)。

正面入口からではなく、隣の商店街に繋がる裏の入口(ランディングページ)から訪問したお客さまもいます。そしてお客さまは店舗に入ってから出るまでどのぐらい時間がかかったのでしょうか。これが滞在時間です。

スーパーマーケットは広告もしています。テレビや新聞の広告で何回、そして何人が広告を見てくれたか(表示回数)?そしてどの広告を見て店舗に来てくれたか(参照元)?来てくれたときに何を求めて店舗に来たのか(検索キーワード)?そして、お客さまが訪問した後、何回買い物をしてくれたのか(コンバージョン数)?これは非常に大事なことですよね。

1日に何度も訪問するお客さまもいます。お客さまの人数は何人でしょうか(ユーザ数)?
初めてスーパーに来たお客さまは訪問はどのぐらいあったのでしょうか(新規訪問の割合)?
また、お客さまの性別、年齢別などがわかればもっとよいと思いませんか?

ウェブ解析ではお客さまの属性も分かる

ウェブ解析では、残念ながら性別や年齢までは分かりません。しかし、ウェブサイトを見たときの都道府県や何回目に訪れてくれたかは分かります。

お客さまはどんな服装で、どんな髪型をしているのか?これはウェブ解析でいうと、ウェブサイトを見ているときに使っているパソコンのブラウザやスマートフォンあたりでしょうか。そんな情報も分かるんです。

ただ、スーパーマーケットに出入りするのはお客さまだけとは限りません。店員さんやガードマンのように、いくら訪問しても買わない人もいます。こういう人の数は数えても意味がありません。関係者のデータは除外した方が正確な情報がつかめそうですね。

ウェブ解析をつかってウェブサイトの売上を増やそう

スーパーマーケットの店長さんとしては、上記で示したような様々なデータを知りたいでしょう。
でも、実際の店舗でこのようなデータを集めようとしたら、大変な手間と時間、つまりお金が必要です。
しかし、ウェブ解析を使うと、このようなデータが自動的に簡単に取れてしまうのです。
さぁ!このデータを活用して売上アップに応用しようと思いませんか?

たとえば、「店内の配置替えをしよう」「広告を変えてみよう」などと、いろんな施策を考え、実行し、結果を検証し、また次の施策を考えて改善に次ぐ改善を重ねていくとします(PDCA サイクル)。
そんなときにデータの意味を知らなければ、使い道のない膨大なデータに悩まされなければなりません。データの意味をきちんと知っておくことが非常に大事なのです。

以下にウェブ解析でよく使う用語を表にしてまとめました。参考になれば幸いです。

ページビュー数 閲覧されたページの合計数です。同じページが繰り返し表示された場合も集計されます。
訪問数 サイトへの訪問数です。
直帰率 直帰率とは、1ページだけを閲覧した訪問数(ランディングページでサイトを離脱したユーザーの訪問)の割合です。
離脱率 指定したページまたは一連のページからユーザーがサイトを離脱した回数の割合です。
トップページ 特定のWebサイトへの入り口に当たるページのことです。各Webページへのリンクなどを含み、サイト全体の顔としての役割を果たします。
ランディングページ Webサイトの訪問者が、外部からそのサイトにやってくる際、最初に開くことになるページです。特に、他サイトに広告を出稿する際、リンク先として指定する自サイト内のページのことです。
表示回数 サイトの URL が表示された回数です。
参照元 サイトに訪問する前に訪問したウェブサイトです。
検索キーワード 検索エンジンで検索したときに使ったキーワードです。
コンバージョン数 サイトの目的を達成したた数。ネットショップの商品注文数などのことです。
ユーザ数 指定した期間にサイトにアクセスしたユーザーの数です(同じユーザーは1回だけカウントされます)。
新規訪問の割合 サイトに初めてアクセスしたユーザーによる訪問数の割合の推定値です。
PDCAサイクル 事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つです。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善します。

店舗がいくら立派でもお客さまが来なければ儲からないように、ウェブサイトがどんなに立派でもユーザが訪れなければ売上につながりません。ウェブ解析は、ウェブサイトを訪れたユーザ(お客さま)がどのような人であるかを分析することなのです。 次回は売上アップの肝である「ユーザの解析」について説明します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
このコラムをPDF形式でダウンロードする

江尻 俊章(えじり・としあき)

江尻 俊章(えじり・としあき)

一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)代表理事
株式会社環 代表取締役
http://www.web-mining.jp/
http://www.kan.co.jp/

1973年福島県いわき市生まれ。東京在住。
2000年に株式会社 環を設立。アクセス解析ツール「アクセス刑事(デカ)」「シビラ」を開発。2010年に過去のノウハウを生かした「ウェブ解析士」の教育と認定資格を開始。2012年より「ウェブ解析士協会(WACA)」を設立、約3,800名(2013年3月現在)のウェブ解析士を輩出している。

主な著書に『繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」 Web担当者が知っておくべきKPIの活用と実践』(技術評論社)、『稼ぐホームページ損なホームページ―アクセス解析で一発判明!』(アスキー)。

「WACA ウェブ解析士認定講座」初級・上級・マスター3つの資格を用意

一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA) ウェブ解析士認定講座

  • 「はじめてWEB」でホームページをはじめよう!
  • Jimdoリメイク | プロがあなたのホームページを50,000円(税抜)でリニューアル!
  • 問い合わせ件数をアップさせるなら!「通話料無料・わかりやすい番号」のフリーコール
  • 文具、通信、オフィスのことなら何でもお任せ!まとめてオフィス

ホームページを作るのがはじめてのかたはまずこちらをご覧ください

コラム週間アクセスランキング[期間:2017/6/11~2017/6/17]

おすすめコンテンツ

はじめてWEBおすすめ本

創業・経営のお役立ち情報

  • ソウギョウノート

    飲食・小売・サービス業の開業スケジュールから、融資申込に必要な書類までをカンタン作成

  • 経理通信

    経営者と経理ご担当者必見!中小企業・小規模事業者のための経理サポートサイト

  • まとめてオフィス

    文具、通信、オフィスのことなら何でもお任せ

  • フリーコールS

    問い合わせ件数をアップさせるなら!「通話料無料・わかりやすい番号」のフリーコール

  • auオフィスナンバー

    事務所開設するなら固定電話番号で信頼アップ
    今ならキャンペーン実施中!