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エキスパートコラム

Web文章入門(全6回)

第3回:お店の「こだわり」を伝えよう

執筆:益子 貴寛(株式会社まぼろし)

2012年8月22日更新

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「Web文章入門」では、ウェブサイトで求められる文章表現とコピーライティングのエッセンスを解説します。第3回は、お店の「こだわり」を伝える方法です。

コンテンツの充実と明確なメッセージ伝達のために、「なにを」と「だれに」を意識し、見に来た人に「提案」できるWebサイトを目指しましょう。

見に来た人は「提案」を欲している

数年まえまで、ウェブサイトには自社で扱っている商品やサービスを一覧的に載せておくのが一般的でした。「あれもあります、これもあります。あとは、ご自分で選んでください」と、情報の取捨選択を見に来た人にゆだねることが前提でした。

現在では、このような単なる「情報提供型」では物足りず、もう一歩も二歩も踏み込んだ「問題解決型」のウェブサイトが求められています。インターネットには以前とは比べものにならないほどの情報があふれていること、それにともない、ほかにはない個性的なウェブサイトでないと利用者の印象に残らなくなってしまった、という時代の流れもあります。

ウェブサイトにおける問題解決とは、利用者に対する「提案」があるかどうかです。「ウチがこだわっているのはここ、だから、おすすめはこれだ」と、見に来た人に明確に伝える必要があります。

たとえば、ある讃岐うどん店のウェブサイトを見たとします。うどんを、ダシを、天ぷらを、そのほかの料理を、どのような「こだわり」をもって作っているのか、「おすすめ」はなにか、という提案を、見に来た人に提供することが、実際に足を運んでもらえるかどうか(インターネットショップであれば購入してもらえるかどうか)のポイントです。

お店の「こだわり」や「おすすめ」を、ウェブサイトで文章や写真としてはっきりと伝えること。それが、利用者への「提案」、引いては「満足」につながります。

お店の「こだわり」や「おすすめ」を、ウェブサイトで文章や写真のメッセージとして明確に伝えるのが、問題解決(提案)型ウェブサイトへの第一歩です。

こだわりを伝えるには「なにを」と「だれに」を意識する

讃岐うどん店のメニューページを例に考えてみましょう。

讃岐うどん店のメニューを例に。お品書き/メニュー(改善前)

単なるメニューの一覧からは、お店の「こだわり」や「おすすめ」が伝わってきません。利用者は、数ある讃岐うどん店のなかで、このお店に魅力を感じることはできないでしょう。

お店がぜひ食べてもらいたいうどんを3つ選び、メニューページの上のほうで、写真やキャッチコピーでアピールするとよいでしょう。実際の注文数からベスト3を決めるのもよい方法です。「利用者は提案を欲していること」「情報にはメリハリが必要であること」を意識したページ作りが大切です。

讃岐うどん店のメニューを例に。お品書き/メニュー(改善後)

お店のこだわりポイントとしては、原料はどこ産なのか、味つけや作り方で工夫しているポイント、お店の雰囲気作りや接客で心がけていることなどいくらでもあります。ひとつひとつきちんと把握し、ウェブサイトでアピールできるかどうか検討しましょう。

どのようなお客さんに来てほしいかをイメージすることも大切です。

地元の人だけに来てもらいたければ、地元だけで通用する言葉で、情報量も少なく、デザインもややぶっきらぼうなウェブサイトでよいでしょう。

一方、他県の観光客にも足を運んでもらいたいのであれば、より一般的な言葉を選び、交通アクセス、駐車台数や席数、店舗や周辺の写真など、観光客に役立つ情報を掲載し、魅力を感じるデザインにする必要があります。

一般向けかツウ(通)向けか、という視点もあります。ツウ向けであれば、原料の小麦粉(「讃岐すずらん」「さぬきの夢2000」「緑あひる」など)などがアピールポイントになりえます。素材や製法を深く掘り下げたコンテンツを充実させ、ウェブサイト全体として「味のわかる人にだけ来てもらいたい」というテイストを貫くのがよいでしょう。

このように「なにを」だけでなく「だれに」を明確にすると、ウェブサイトの充実とメッセージ伝達の両面で高い効果が期待できます。

まとめ

現在は、問題解決(提案)型のウェブサイトでないと、利用者の目には魅力的に映りません。

  • お店の「こだわり」をメッセージとして伝えること
  • 「なにを」「だれに」伝えるのかを意識すること

のふたつが大切です。

より身近な言葉でいえば、「ウチは○○にこだわっているから、△△のようなお客に来てほしい」ということを明確にし、見に来た人にきちんと伝えることが、問題解決型ウェブサイトのポイントです。

第4回では、効果的かつ効率的なキャッチコピーの作り方を解説します。
(第4回につづく)

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益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

株式会社まぼろし 取締役CMO
https://maboroshi.biz/

1975年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。
Webサイトのコンサルティング、企画・設計、制作業務、教育、執筆活動に従事。社団法人 全日本能率連盟登録資格「Web検定」プロジェクトメンバー。元・金沢工業大学大学院 工学研究科(東京・虎ノ門大学院) 知的創造システム専攻 客員教授。

主な著書に『Web標準の教科書』(秀和システム)、『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』(同)、『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(共著、マイナビ)など。
2017年5月、企画・構成から監修、執筆まで総合的に関わった書籍『ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック 3 Webディレクション 第3版』(ワークスコーポレーション)が発売予定。

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