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エキスパートコラム

益子貴寛の「これ読も10(テン)」

2018年2月号

執筆:益子 貴寛(株式会社まぼろし)

2018年2月26日更新

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この連載では、個人や中小企業でホームページ制作や運用を担当している人、店舗などを運営しながらホームページづくりに関わっている人に役立つ記事を10個、解説つきで取り上げます。

1. インスタ女子による「インスタ疲れ」や、メルカリのシェア倉庫化、YouTuberは「芸能人ではなく友達」など、スマホユーザー9つのトレンド(2017)(アプリマーケティング研究所)

ましこ

今月のイチオシ記事。若いスマホユーザーへのインタビューを通して、最近の使い方などの実像に迫っています。

特に気になったのは、次のトレンド。

  • インスタ検索の高度化「バイト先の候補を調べる」
  • インスタ女子による「インスタ疲れ」とストーリーの浸透
  • YouTuberが信用できるのは「芸能人ではなく友達だから」

2つ目について、「これまでのインスタ投稿には、ステキな写真へのハードル、いいねしないといけない空気、記録に残ることへの躊躇など、隠れたストレスがありました。それを自ら破壊したのがストーリー。これはタップしていくだけで、瞬間的にコンテンツを消費できるため、見るほうも上げるほうも快適です」とのこと。

Instagramの「ストーリー(ストーリーズ)」は、24時間で自動的に消える投稿のことで、たしかに若いユーザーを見ていると、通常のストック型の投稿はほどほどに、フロー型で日ごとに消えるストーリーを中心に使っている人が多いようです。

若い人向けの店舗や企業アカウントは、ストーリーをうまく使って情報を届けましょう。

2. キリンに学ぶ、Instagram広告の「使い方」と「効果」:テレビと併用で効率アップ(DIGIDAY)

ましこ

Instagram関連の記事を、もうひとつ。キリン「午後の紅茶」のInstagramを含めたクロスメディアキャンペーンに関するインタビュー記事です。

「なにしろ、広告予算の全体のうち、テレビへの予算が約30%。それ以外は全部デジタルに振り分け、Instagramへの予算は全体の約5.5%となった」「認知形成については、テレビのスコアの方が高い。しかし、飲用形成やイメージ形成では、テレビよりもInstagramの方が高く、購買に近い部分で効果が出せることを検証できたのは意味があった」という発言に、Instagram広告や企業アカウントのいっそうの普及を予感させます。

なお、Instagramの広告予算が5.5%に対し、GRP(延べ視聴率)シェアは21.2%のシェアを占めたとのこと。こうなってくると、食品・飲食系ブランドのクロスメディア展開では、Instagramの活用が必須という気さえしてきます。

3. 講演レポート「これから選ばれる店の条件とは?」(ECバカ一代)

ましこ

ECサイトに関わる人は読んでおきたい記事。ここ10年のEC業界と消費者の変化を、わかりやすくまとめています。

たとえば、メルマガが読まれにくくなったこと、ランディングページ(LP)型の縦長のページが読み飛ばされるようになり、いわゆる「PASONAの法則」型の訴求が通じなくなっていること、時代の変化に応じたマーチャンダイジングの必要性など。

実際に、デスクトップ向けの雑木林のようなデザインはスマートフォンではまったく受け入れられなくなっており、モバイルファーストを超えたモバイルオンリーなECサイトも増えてきています。

ECサイトに限らず、ホームページのリニューアルはモバイル対応を主眼に置くことが多い一方、ふだんのオフィスでの作業環境を念頭に置いてしまうと、一般ユーザーとの感覚の乖離が広がるばかり。自社サイトをスマートフォンで飽きるくらいチェックし、改善点をリストアップすることが大切です。

4. ECサイトの「ささげ担当」が担う役割と商品情報作成のポイントは? 担当者が知っておべきこと(ネットショップ担当者フォーラム)

ましこ

ECサイトでは商品を手に取れない分、「ささげ」が大切です。ここで「ささげ」とは、商品情報として不可欠な「撮影」「採寸(仕様)」「原稿」の頭文字のこと。筆者の中島さんは、商品情報は「接客そのもの」であり、ささげ担当者は接客担当者であることを強調します。

写真については特に、「商品写真は、アングルや照明、試着方法、または加工で、現物より良く見えるようにすることができますが、ECの商品詳細ページの写真には不適切です。商品が現物通りに見えることが一番です。現物より良く見える写真は、返品が増加し、全体でのコスト高、不良在庫増、評判の低下を招きますので、注意しなければなりません」という言葉を、胸にとめておきたいところです。

5. 「5年後には申し込みフォームが消える」 2018年のEC動向について、売れるネット広告社・加藤公一レオさんに訊いてみた(ECzine)

ましこ

導入企業が増えているAmazon Payの大きな特徴のひとつは、フォームの入力が不要なこと。Amazon Payがコンバージョン率やLTV(顧客生涯価値)の向上に寄与することは、さまざまな事例や調査結果で明らかになっています。

この記事では、5年後には入力フォームがなくなる、というビジョンだけでなく、薬事法や特定商取引法の規制強化の動き、マーケティング先行型ECの反省、アフィリエイターに頼らない法人としての媒体力の強化、既存顧客との継続的なコミュニケーションなど、これからのECサイトが取り組みたいアイデアが満載です。

6. グーグルが公式SEOチェックツールを公開【SEO記事11本まとめ】(Web担当者Forum)

ましこ

先日、Googleが「Lighthouse(ライトハウス)」というChrome拡張機能を公開しました。

ホームページをチェックすると、次の5項目を100点満点で評価し、レポートを表示します。

  • Performance
  • Progressive Web App
  • Accessibility
  • Best Practices
  • SEO

これらのうち、SEOの観点から特に注目したいのが「Performance」と「SEO」。「Performance」では、トップページの秒ごとの読み込み状態を表示してくれたりと、ほかのツールではなかなか見かけない機能があります。また、「SEO」では、Google Search Consoleの「モバイル ユーザビリティ」などでチェックされる項目よりも細かく、10個の観点からチェックしてくれます。

7. 店舗を持っているのなら Google マイビジネス をしっかり運用しよう(アップルップル)

ましこ

ホームページの「外」のことなので意外と忘れがちなのが、店舗や会社の住所などを登録するサービス「Google マイビジネス」の活用。

買い物などのプライベートユースはもちろん、打ち合わせなどのビジネスユースでも、スマートフォンアプリの「Googleマップ」を使用するケースが多いはずです。また、社名や店舗名をGoogleで検索することも。「Google マイビジネス」に住所、電話番号、営業時間、外観写真などを登録しておけば、GoogleマップやGoogle検索でサマリーがわかりやすく表示されます。

逆にいえば、Google マイビジネスに登録していない企業は、お客さんが来訪する際に迷わせてしまったり、店舗であれば機会損失が発生したり、といったことが考えられます。

すでに登録している人も、情報が古くなっていないか確認し、アップデートしておきましょう。

8. お客様から受けた質問を「すべて」WEBサイトに載せるところから【no.1525】(ECMJ)

ましこ

ホームページから質問や苦情を送ってくれるユーザーは、実は氷山の一角。「サイレントマジョリティ」という言葉のとおり、同じ思いを持ったとしても、ほとんどのユーザーは静かに去っていきます。

だからこそ、送ってもらった意見は真摯に受け止めたいもの。筆者は「『お客様から受けた質問』をすべてWEBサイトに情報として載せること」に加えて、「『お客様から受けた質問』の重要度を自社のスタッフで取捨選択しないこと」と述べています。

たしかに、社内でフィルターをかければかけるほど、顧客視点が失われていく恐れがあります。ただ、社内資料としてはこのようなまとめ方が有効だと思う一方、ホームページの「よくあるご質問」などでは、適度なグルーピングやカテゴリー分けが必要だと考えます。

参考として、京都・湯の花温泉 翠泉(すいせん)の「改善しました」というページでは、宿泊施設として、来客者から寄せられた改善要望をどのように実施したかを公開しています。あわせてチェックしてみてください。

9. ECサイトのかご落ち経験者は7割超、理由は「送料や手数料などが高かった」が最多(ネットショップ担当者フォーラム)

ましこ

ECサイトで商品をショッピングカートに入れたのに、購入せずにそのサイトを離脱することを「かご落ち」といいます。

過去1年間のECサイトで「かご落ち」の経験があるユーザーは73.8%。理由は「送料や手数料の高さ」が35.8%、「支払い方法の少なさ」と「配送日の遅さ」が同率の16.4%でした。使い勝手やデザインの悪さが大きな理由かと思いきや、サービスの根本に関わる事柄が理由となっているようで、意外といえば意外ですが、消費者の立場としては納得という感じです。

なお、記事でも触れられているとおり、カート離脱率は世界平均で約7割(68.81%)。デスクトップが約6割、スマートフォンが約8割という数字も、ベンチマークとして覚えておくとよいでしょう。

10. アマゾンが「サザエさん」のスポンサーになる真の野望(ダイアモンド・オンライン)

ましこ

最後に、やや大きな視野ながら、身近な記事を。

2018年4月に、東芝が長年務めてきたテレビアニメ「サザエさん」のメインスポンサーが日産自動車に代わり、さらにAmazon、西松屋、大和ハウス工業の3社がスポンサーとして加わるそうです。

各社とも、生活に密着したサービスを提供する企業。劇中でのマイカーの登場回数が増える、ベビー服を着る出番が増える、そして、Amazonで買い物を済ませるため、近所の三河屋さんの出番がなくなるといったことが、まことしやかにささやかれています。特にAmazonは「エコー」と「プライム」を押したいのではないか、というのが筆者の予測。

スポンサードの変更が番組づくりに与える影響を観察する機会は、なかなかないはず。4月からの「サザエさん」に注目しましょう。

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益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

株式会社まぼろし 取締役CMO
https://maboroshi.biz/

1975年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。
Webサイトのコンサルティング、企画・設計、制作業務、教育、執筆活動に従事。社団法人 全日本能率連盟登録資格「Web検定」プロジェクトメンバー。元・金沢工業大学大学院 工学研究科(東京・虎ノ門大学院) 知的創造システム専攻 客員教授。

主な著書に『Web標準の教科書』(秀和システム)、『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』(同)、『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(共著、マイナビ)など。
2017年5月、企画・構成から監修、執筆まで総合的に関わった書籍『ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック 3 Webディレクション 第3版』(ワークスコーポレーション)が発売。

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