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エキスパートコラム

益子貴寛の「これ読も10(テン)」

2017年10月号

執筆:益子 貴寛(株式会社まぼろし)

2017年10月30日更新

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閲覧数1,262views

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この連載では、個人や中小企業でホームページ制作や運用を担当している人、店舗などを運営しながらホームページづくりに関わっている人に役立つ記事を10個、解説つきで取り上げます。

1. Macの壁紙「青い池」で美瑛町の観光客数は増加、一方で宿泊客数は減少。その原因をウェブ解析で探る(Web担当者Forum)

ましこ

今月のイチオシ記事。

北海道のほぼ真ん中、北に旭川、南に富良野が位置する「美瑛(びえい)町」のウェブ解析事例。青い池ブームで観光客数が急増したものの、宿泊客数は減少。

丘のまちびえい活性化協会の小林孝司さんが、ウェブ解析(Google アナリティクス)を活用し、

  • 現状把握
  • ユーザー属性
  • 観光客数の推計

などにチャレンジする軌跡がていねいに説明されています。

特に観光客の行動分析のために、青い池など町内の観光ポイント200か所にQRコードを設置し、Google アナリティクスのデータと照らし合わせ、洞察を得ていくところに読みごたえあり(小さな企業や実店舗がQRコードなどのアナログ施策を利用するポイントは、はじめてWEB内の連載「集客を考える、ホームページかんたん改善ポイント講座」を参考にしてください)。

小林さんの「このようにしてデータが得られれば、たとえば、青い池の駐車場の混雑予測などをサイトに出して、幹線道路の渋滞緩和を促すといった具体的な施策につなげられますし、行った施策の効果検証(PDCA)もできます」という意見に、大いに納得です。

2. メール経由での売上が33%増!高島屋の60以上のシナリオを運用するMA施策とは(SELECK)

ましこ

タイトルだけを見るとなかなかマネができそうにない印象を受けますが、記事本文は示唆に富んでおり、一読をおすすめします。

たとえば、「LTVの改善のために重要だと考えているのが、継続率の向上です。とりわけ『2回目の購入』に注目しています」「購入実績がある場合は、前年と同程度の金額で購入されることが多いんですね」「シナリオの運用によって、メール経由での売上が増えた一方で、一律の情報を一斉に送信している総合メールマガジン経由での売上は減ってきているんですね」といった発言は、非常に参考になると感じました。

3. ウチのページのパクリじゃん!ネットショップの画像・文章が盗作されたときの対処法(コマースデザイン)

ましこ

インターネットショップだけでなく、通常のサイトにとっても参考になる記事。

画像の盗作や盗用を発見したときは、

  1. 盗作の証拠を押さえる
  2. 申し立てをする(Google、モールなどへ)
  3. 直接取り下げの連絡をする

の3つの対処法があるとのこと。

また、「行き過ぎた対応は逆効果」として、強調し過ぎの警告、画像内への透かし文字入れ、裁判まで持ち込む、といった例を挙げています。

具体的な説明や例示が多く、たいへん役立つ記事です。

4. 素材サイト「PIXTA」で“音楽素材”発売 約8万点(ITmedia ビジネスオンライン)

ましこ

軽めのニュース記事。ストックフォト大手の「PIXTA(ピクスタ)」が、音楽素材に発売を開始とのこと。

最近のウェブサイトでは、コンテンツとしての動画だけでなく、キービジュアルや背景で動画を利用する機会が増えています。映像の雰囲気にマッチするBGMを探すのはなかなか骨の折れるもの。曲の展開に合わせて映像を編集することもあり、どのような音楽を選ぶかが動画の仕上がりに影響します。

クオリティの高い音楽素材が安価に利用できる流れは、ありがたいですね。

5. 2017年12月に検索されるキーワードとは?(Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル)

ましこ

12月を中心とした年末年始の検索トレンド予想が見られます(PDFまたはExcel形式でのダウンロード)。

クリスマス、年賀状、おせち、年末年始、成人式、冬グルメ、ヘルスケアウィンタースポーツ、冬ファッション、お雛様、冬対策の計11カテゴリーを用意。

ウェブコンテンツや広告などの事前準備に役立てましょう。

6. 真面目にならないで!素人っぽさがメディアの寿命を伸ばす。「デイリーポータルZ」林雄司×「北欧、暮らしの道具店」青木耕平 対談前編(クラシコムジャーナル)

ましこ

勝手に名づければ、「北欧、暮らしの道具店」はオウンドメディア型ECサイト。従来とは異なるECサイトのあり方を実現した青木耕平さんと、老舗インターネットメディア「デイリーポータルZ」編集長、林雄司さんの対談。

青木さんの「オウンドメディアの原型はかつての壽屋(コトブキヤ)……現在のサントリーが発行していた雑誌の『洋酒天国』にあると考えているんです」という発言や、それに対する林さんの「今だと、ANA(全日本空輸)が機内誌として作っている『翼の王国』の上品さもいいですよね」という意見に、ハッとさせられました。

オウンドメディア、または広く、ウェブコンテンツづくりに悩んでいる人は、いろんな着眼点が得られると思います。記事の最後に後編へのリンクもあるので、あわせてどうぞ。

7. タニタのTwitter、ようやく「公式」と認められる―開設から6年あまり(インターネットコム)

ましこ

タニタのTwitterアカウントが「公式」(認証済みアカウント)と認められていないことは、一部の人の間では有名でした。

2016年4月、Twitter日本法人に説明におもむき、認証バッジの表示に問題はないとの回答を得ながらも、「まだバッチをいただくのは早い」と辞退。その後、1年半が過ぎ、ようやくバッジが表示されることとなりました。

ちなみに、認証バッジとは、有名企業や著名人のアカウントが本物であることを示す青いマークのこと。みなさんの中で、ご自分やクライアント企業の認証バッジを取得したい方は、Twitterヘルプセンターの「アカウントの認証リクエスト」をよく読んで、申請してみてください。

8. ショップ写真vsインスタグラマー写真どっちが売れる? ハンドメイド通販で売上10倍UPの事例紹介(Web担当者Forum)

ましこ

ハンドメイドの家具・雑貨店の商品写真として、とあるユーザーがInstagramに投稿した写真に変えたところ、なんと売り上げが10倍にアップしたそうです。

変更前の写真は、絵本棚を子どもたちが取り囲んでいるカット。一方、変更後の写真は、適度にスタイリングをほどこした絵本棚だけを真正面から撮ったもの(ユーザーの許可を得て、サイトで利用)。

筆者の安達さんは、次の3つが大切と説きます。

  1. 売り場とインスタグラムユーザーの相性
  2. 真似したくなる利用シーンの提案(スタイリング)
  3. 「インスタ映え」する商品か?

その上で、「やみくもに流行っているからインスタグラムを展開するというのではなく、今回の成功事例から逆算して考えることで、自社に照らし合わせてインスタグラムが活用できるか否かの判断ができるのではないかと思います」とのこと。

商品によっては、「わかりやすさ」よりも「おしゃれさ」や「真似してみたい」と思ってもらうことが大切。インテリアや雑貨好きのInstagramユーザーには、後者のほうがマッチする傾向がありますね。

9. GoogleのゲイリーがSEOの質問に答えた――Fredアップデート、ランキング要因の順番、titleタグ書き換えなど #StateofSearch 2017(海外SEO情報ブログ)

ましこ

鈴木謙一さんによるState of Search 2017 カンファレンスのレポート。最近のGoogle検索の動向について、一問一答的にわかりやすくまとめています。

中でも意外だなと思ったのは「低品質ページを削除したり noindex を付けたりしたとしても、サイトの評価が上がるとは限らない。ページの削除よりもコンテンツを改善すべき」という点。ブログ記事などでページの削除やnoindexを推奨する意見を見受けますが、Googleとしては「コンテンツの改善を」とのこと。

なお、Google Search Consoleが大幅に変わるようです。検索アナリティクスの期間(現在は過去90日間まで)も延びるそうで、朗報ですね。

10. Facebookは「働き方改革」にも貢献している(東洋経済オンライン)

ましこ

フェイスブックジャパン代表、長谷川晋さんの記事。

Facebookでの働き方は、次の3つのキーワードに集約されるとのこと。

  1. OPEN & INNOVATIVE:オープンでかつイノベーティブ
  2. PROFESSIONAL& PERSONAL SUCCESS:プロとしてそして個人としての成功
  3. DIVERSITY& INCLUSION:ダイバーシティとインクルージョン(多様性と包括)

福利厚生面では、オフィスでの飲み物はアルコールも含めて無料、健康に配慮したスムージーやオーガニックな原材料で作られた軽食を常時用意、ウェルネス(ジム、マッサージなど)のサポート費用を提供、男女とも4か月の育児休暇が給与100%の状態で取得可など。

ひと昔前までは、給与額や会社のブランド力などが就職の決め手となりましたが、現在はさまざまな判断軸がある時代。若い人は特に、快適な職場、自分の成長につながる働き方を求めているようです。

Facebookの職場環境づくりの背景には、シリコンバレーのスタートアップ企業に共通する発想があります。詳しく知りたい人は、「シリコンバレーの何が凄いのか~スタートアップ取材から見えた共通点~」というスライド資料を見るとよいでしょう。

Facebookのようにはなかなか行かないとしても、この記事を通して、働く人が快適に感じるポイントを知ること、エッセンスを学ぶことが大切だと思います。

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益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

株式会社まぼろし 取締役CMO
https://maboroshi.biz/

1975年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。
Webサイトのコンサルティング、企画・設計、制作業務、教育、執筆活動に従事。社団法人 全日本能率連盟登録資格「Web検定」プロジェクトメンバー。元・金沢工業大学大学院 工学研究科(東京・虎ノ門大学院) 知的創造システム専攻 客員教授。

主な著書に『Web標準の教科書』(秀和システム)、『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』(同)、『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(共著、マイナビ)など。
2017年5月、企画・構成から監修、執筆まで総合的に関わった書籍『ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック 3 Webディレクション 第3版』(ワークスコーポレーション)が発売。

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