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エキスパートコラム

益子貴寛の「これ読も10(テン)」

2017年11月号

執筆:益子 貴寛(株式会社まぼろし)

2017年11月27日更新

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この連載では、個人や中小企業でホームページ制作や運用を担当している人、店舗などを運営しながらホームページづくりに関わっている人に役立つ記事を10個、解説つきで取り上げます。

1. 公立大学の広報が近畿大学で職業体験!たった1週間でぶっ壊された大学広報の常識(Kindai Picks)

ましこ

今月のイチオシ記事。

大阪府立大学広報課の西野さんが、「日本でもっとも広報活動に積極的な大学」である近畿大学広報課で1週間の職業体験をしたときのルポ。「大学の広報室というよりは、IT系のベンチャー企業のよう」な雰囲気の中、「10,000人の教職員全員が広報担当者」のつもりで取り組んでいるとのこと。

近年の「近大マグロ」人気は言うに及ばず、読売広告大賞を受賞した「早慶近」のアイデア、私立大学志願者数4年連続日本一などの存在感には、大学広報が大きく関わっているようです。

私たちホームページ制作や運用に関わる人間も、学べることが多い記事です。

2. 売上アップに直結する“本気”のユーザー理解。「わかってるつもり」から卒業する方法(ネットショップ担当者フォーラム)

ましこ

ホームページやインターネットショップで「ユーザー」の姿をしっかりととらえる方法として、次の3つが解説されています。

  1. ペルソナ
  2. カスタマージャーニーマップ
  3. ユーザーテスト

ペルソナについて補足すると、顧客像を描く手法なので、どうしても年齢や性別など「人」の部分から考えがちです。それでよいペルソナができればよしですが、リアリティ不足を感じることがあるかもしれません。

このような場合は「課題」、つまり「どういう課題を解決したくてホームページに来たのか」から考えると、表面的な属性だけではない、深いニーズが検討できるのでおすすめです。

3. コンテンツマーケティングにも「売り上げ」の視点を――藤原尚也氏(ITmediaマーケティング)

ましこ

やや規模の大きいプロジェクト向けですが、どの立場の人にも参考になる記事です(全文を読むには無料登録が必要)。

現代の消費行動に即したコンテンツのあり方、オウンドメディアの必要性がわかりやすく解説されています。この記事でもペルソナの大切さが説かれていますので、前の記事とあわせて読んでみてください。

4. 「今から、7つの最強の売れるノウハウを紹介します」売れるネット広告社流キャッチコピーのA/Bテスト(ECzine)

ましこ

売れるネット広告社の7つの事例が「売れるノウハウ」として紹介されています。

  • 事例1:手持ち風バナーでクリック率1.12倍、CPO最大2.56倍
  • 事例2:「電話をかけます」と並べてアップセル率最大1.40倍改善
  • 事例3:クーポンでアップセル率最大1.60倍
  • 事例4:「数字」より「漢字」 でアップセル率最大2.01倍
  • 事例5:2段階割引でアップセル率が最大1.46倍
  • 事例6:漫画のキャラに言わせるでアップセル率最大1.51倍
  • 事例7:事後アンケート施策で総引上率が最大1.99倍

ひとつ取り上げると、事例4は「初回1,500円OFF」から「初回半額」という表現に変えたら、アップセル(モニター体験から定期購入への転換など)が最大2.01倍になったとのこと。

自分のサイトで活かせるかどうかを考えながら、記事を読んでみてください。

5. ZOZOTOWN、「送料自由」の利用状況を公開 ー 0円を設定したのは43%(ShoppingTribe)

ましこ

10月1日に導入され、またたく間に話題となったZOZOTOWNの「送料自由」制度。利用者が送料を0円から3,000円の範囲で自由に決められる制度でした。

まず、送料を「0円」に設定した人は全体の43%。残り57%が設定した平均額は96円でした。高く設定した都道府県別では、福島県(111.73円)、岩手県(111.08円)、青森県(110.79円)の東北勢がベスト3。一方、低く設定したのは奈良県(86.05円)、大阪府(88.68円)、兵庫県(88.78円)の順。

この取り組みから学べるのは、消費者はおおよそ「100円」が適正な送料だと思っていることです。こう考えると、通常はがき62円、封書などの定形郵便物(25g以下)82円というのは、ちょっと高く感じますね。

なお、ZOZOTOWNの「送料自由」は10月31に終了し、11月1日からは一律200円となっています。

6. 2018年に来るのはコレ!生活者が選ぶヒット予想(JBpress)

ましこ

博報堂生活総合研究所が発表した「生活者が選ぶ2018年ヒット予想」の記事。こういう記事が出てくると、確実に年末が近づいていることを実感します。

1位は「格安スマホ」、2位は「高齢ドライバーの事故防止策」「宅配ボックス」が同点で、4位は「ドローン」、5位は「電気自動車」。以下、2017年に流行したもの、流行の兆しがあらわれたものを中心に、おおよそ納得のランキング結果となっています。今年後半になって急速に話題となったスマートスピーカー(Google Home、Amazon Echoなど)は、21位の「音声アシスタント」が該当するでしょうか。

さて、2018年のヒット予想をひとことでいうと……。実際に記事を読んで、確かめてみてください(私は大いに腑に落ちました)。

7. 【SMX East 2017】 最も検索順位に影響を与える要素は何?(SEMリサーチ)

ましこ

SEO(検索エンジン最適化)の第一人者、渡辺隆広さんのイベントレポート。

検索順位が高いサイトの分析から、効果的なSEOを見出すためのヒントがまとめられています。やや専門的ですが、検索結果から訪問後の行動(滞在時間、セッションあたりのページビュー数、直帰率など)が、順位に影響を与えている(らしい)ことがわかります。

これは、ここ数年の「SEOからSXO(検索体験の最適化)へ」という流れを裏付ける分析結果です。SEOに興味を持っている人には当たり前といえますが、SEO以外のマーケティング手法も「ユーザー体験」を念頭に置くことが大切な時代になっていることを、しっかりと意識しておきたいところです。

8. 「イノベーション」「変化対応」を続けた116年間。アマゾンにも負けない老舗百貨店の哲学(ネットショップ担当者フォーラム)

ましこ

アメリカの老舗百貨店「ノードストローム(Nordstrom)」のデジタルに関するさまざまなチャレンジを紹介した記事。

同じシアトルにあるアマゾン(Amazon.com)に刺激を受けながら、絶え間なく変化しつづけているノードストローム。記事内で気になったフレーズをいくつかピックアップすると、次のとおりです。

  • コールセンターが受ける質問で最も多いのは、「今オンラインで見ている商品を、地元のお店で買えますか?」
  • 実店舗は廃れてはいなく、デジタル化されただけ
  • 基本的にすべての店舗がECの倉庫として機能している
  • マルチチャネルの顧客は、1つのチャネルのみで購入する顧客の4倍も買い物をする
  • 店舗内での買い物体験には、顧客の五感にアピールするために共感できる感情的な要素が必要

先日、ハワイのノードストロームの実店舗(アラモアナ店)と、近くのエリアにあるノードストローム・ラックというアウトレット専門店に足を運ぶ機会がありました。商品の値段はもちろん、店内の雰囲気や提供される顧客体験もまったく別物。

メリハリというか落差の大きさに少し戸惑いつつ、インターネットでの買い物では当たり前の感覚かなと、一方で感じました。

9. 楽天・JAL・ANAが頼ったデータ分析の「超新星」(東洋経済オンライン)

ましこ

日本語の「どうも」が由来という、ビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェア「Domo(ドーモ)」。開発しているのは、米ユタ州出身で、日本で2年間生活したことがある親日家、ジャシュ・ジェイムズ氏が率いるベンチャー企業。

ジェイムズ氏いわく「今までは、経営トップが(社内の)データ分析を指示してから結果が出るまで早くて2週間かかった。ところがドーモなら遅くとも20分間で分析結果が出てくる」とのこと。部分的に導入する日本企業はすでに10数社、全社への導入は楽天が初のようです。

何をおいても、ジェイムズ氏の「目指すは『ビーチで寝そべりながらの経営』」という言葉に、かなりグッときたのでした。

10. 「N高等学校」ってどうなの? 卒業生に聞いた、学校生活と現在(BuzzFeed News)

ましこ

角川ドワンゴが2016年4月に開校したインターネット(通信制)高校「N高等学校」。今年3月に卒業した1期生へのインタビュー記事です。

地元の高校に2年生まで通学後、周囲からの反対を乗り越え、3年生としてN高に転入。「(プログラミングなど)学びたいことが学べた」、不満点も「特にないですね」とのこと。学びたいことが明確な人にはよい環境なのでは、という印象を受けました。

大人の働き方や生き方だけでなく、学生の学び方の多様性(ダイバーシティ)が充足されることの必要性を、あらためて感じました。ホームページ制作や運営に関わる人の中でも、会社の社員採用や人材育成に興味のある人への参考として、でした。

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益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

益子 貴寛(ましこ・たかひろ)

株式会社まぼろし 取締役CMO
https://maboroshi.biz/

1975年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。
Webサイトのコンサルティング、企画・設計、制作業務、教育、執筆活動に従事。社団法人 全日本能率連盟登録資格「Web検定」プロジェクトメンバー。元・金沢工業大学大学院 工学研究科(東京・虎ノ門大学院) 知的創造システム専攻 客員教授。

主な著書に『Web標準の教科書』(秀和システム)、『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』(同)、『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(共著、マイナビ)など。
2017年5月、企画・構成から監修、執筆まで総合的に関わった書籍『ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック 3 Webディレクション 第3版』(ワークスコーポレーション)が発売。

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