エキスパートコラム
「印刷物とホームページ」どう違う?どう使う?(全6回)
第3回:掲載できる量がとにかく違う!
執筆:蝦名 晶子(ディーシーティーデザイン)
2016年2月15日更新
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「この商品を売りたいからチラシをつくろう」
「この商品を売りたいからホームページに掲載しよう」
ついつい別々に考えてしまいがちですね。
お互いを活用し合うことで、期待している効果がアップすることがあります。
印刷物やPOPとホームページの初歩的な活用方法についてご紹介していきます。
「商品を売りたい」「イベントの告知をしたい」「お店に来てほしい」
いろいろな「ゴール」があると思います。
この「ゴール」を果たすために、チラシを作ったり、ホームページに掲載したり…という方法を考えるわけですが、一番はじめにやるべきことは何でしょう?
1. 原稿をつくりましょう
まずは、原稿をつくります。
ここで役に立つのが「6W3H」です。
Who 誰が(あなたが)
When いつ(期間や時期)
Where どこで(場所)
What 何を(商品やイベント)
Why なぜ(理由)
Whom 誰に向けて(ターゲット)
How どのように(手段)
How many どのくらい(量)
How much いくらで(金額)
まずは、これらの項目を書き出してみましょう。
例として、Jimdoの活用方法をマンツーマンで教える場「JimdoCafe 青森」についての原稿をつくってみます。
Who ディーシーティーデザインが
When 毎月第2火曜日に
Where カルチャーセンターRAB学苑第5教室で
What Jimdoの個別相談を
Why Jimdoを活用してもらうため
Whom Jimdoユーザー、またはこれから使ってみたいと思っている人
How マンツーマンで
How many 1時間
How much 4,000円
となります。
次に、それぞれをもっと詳しく書いていきます。
Who
青森県で紙媒体やホームページの企画・制作・運用までを行う「ディーシーティーデザイン」が主催。(Jimdo Expert)
When
毎月第二火曜日に開催している。(変更になる場合もあり)
次回開催は3月8日(火)。
年に1回はスペシャル版を開催することもある。
Where
青森市にあるショッピングセンター・サンロード青森3Fの「カルチャーセンターRAB学苑」第5教室で行っている。サンロード青森には無料駐車場が完備されている。ショッピングセンターなので、ATMや飲食店、スーパーなどがあり、日用品の買い物にも便利。
What
Jimdoの使い方や、ホームページ活用方法についてのアドバイスを行っている。
Jimdoとは、ホームページを簡単に作成できるツール。
HTMLなどの専門知識がなくても、ホームページを作成することができる。スマートフォン用のアプリもあり、いつでもホームページを更新することができる。
テンプレートも170種類以上あり、いろいろな業種にも対応できる。ネットショップも簡単に作成可能。
Why
作成・更新が簡単なJimdoを活用することで、効率的な情報発信ができるようになることから、中小零細企業も低コストで、更新頻度の高いホームページの運営が可能である。たくさんの有益な情報発信をする企業や団体等を増やすことで、地域の活性化にもつなげたい。
Whom
Jimdoユーザー、またはこれから使ってみたいと思っている人。
ホームページで一度失敗している(運営ができずやめてしまった等)方など。
How
マンツーマン。
わからないことをその場で聞けて即解決できると評判。
How many
お一人様1時間~。
2時間続けての予約も可能。
How much
4,000円(税込)コーヒーも付きます。
これらの情報から、チラシとホームページ両方を使い、告知をしていく方法を考えてみます。
2. まずはホームページに掲載
ホームページに文章化した内容を入れ込みしていきます。
ホームページは面積の制限がないため、全ての情報を掲載することができます。文字数が多くなってしまうため、見出しなどを活用し、整理すると良いでしょう。
※こちらもぜひ参考にしてみてください。
3. チラシをつくります
A4サイズ・片面のチラシで考えてみましょう。
作成した原稿全てを掲載してしまうと、文字が小さくなったり、読みにくくなり、PR効果が低くなってしまいます。
ここで活躍するのが、ホームページです。
テレビなどで良く見かける「続きはウェブで」というパターンですね。
この方法は、心理学的にも効果が期待できます。
※こちらもぜひ参考にしてみてください。
チラシには、「興味を持ってもらえそうなタイトル」を大きく掲載し、その他は必要最低限におさえ、詳しくはホームページで見てもらうよう、誘導します。
まとめ
ホームページには全ての情報が掲載可能なので、チラシは必要ないように見えてしまいますが、ターゲット層によっては「検索してさがす」人よりも「チラシがきっかけでホームページにアクセスした」という人が多いこともあります。また、ホームページが探しやすい(とあるキーワードで必ず一番最初に表示されるなど)とも限りません。
「伝えたい情報」を少しでも多くの方に伝えるためには、チラシとホームページの両方をうまく活用すると効果が高まります。