活用事例
地元の寿司屋として、人との「絆」と親しみやすさを大切にする
-南流山 金寿司さんについて教えてください
地元創業35年の老舗の寿司屋です。初代の父と二代目の自分と、それぞれの個性を生かしながらお店をやっていて、王道のメニューもあり創作メニューもあり、というのを売りとしています。
お客さまは地元の常連さんが多く、アットホームな雰囲気でやっています。日頃からカウンターに座るお客さまのお話を聞いてどんな方なのかを頭に入れておき、共通の話題を見つけるとお客さま同士を結ぶ、そのようにして人と人がつながることで常連さんが増えている、と感じます。
お客さまと金寿司、お客さまとお客さまが結びついて「絆」ができることが大切だと思っています。
グルメサイトで見てもらうことより、エリアでの検索上位をねらった
-ホームページを始めたきっかけは、何でしたか?
過去に立ち上げたホームページは、更新することなくクローズしてしまい、その後、有料契約でグルメサイトに掲載するようになりました。しかし、グルメサイトを見て来店する人は「いろいろなお店を利用したい」と思う傾向があり、リピーターになってくれることが少ないのです。それで、グルメサイトもやめて、3年ほど前にJimdoでホームページを作りました。
当初、この地域の飲食店でホームページに力を入れているところは少なかったため、「今ならこのエリアで検索上位になれるのでは」と商工会青年部の仲間が勧めてくれました。現在もこのエリアでは上位に表示されています。
-Jimdoを利用するきっかけは、何でしたか?
商工会青年部の仲間がJimdoでざっくりとしたものを作ってくれたので、その後、自分でつくり込みました。やり方を教えてもらいながら作りましたが、Jimdoはやさしいと感じました。難しいと更新したくなくなりますが、Jimdoなら簡単にできると思いました。
大型チェーン店に負けないように、コンテンツに工夫をしている
-どんなホームページを目指しているのですか?
地域によってホームページの作り方は変わると思いますが、うちは住宅街にある寿司屋なので、地元の人が来るお店として、アットホームな雰囲気を出すようにしています。新規のお客さまも、ホームページを見て、入りやすい店だと感じてくださっているのではないかと思います。ランチを含めてメニューを詳しく載せたり、寿司屋を選ぶワンポイントアドバイスなどを載せたりしているため、それが信用につながっているのではないかと。大型チェーン店に負けないように、という工夫なんです。
-バースデー寿司ケーキや創作料理など、写真付きのメニューが印象的ですね
インパクトのあるホームページを作りたかったので、写真はプロの手を入れました。トップページで名物料理を見せるようにしています。メニューを詳しく載せているのは、お寿司はもちろん、一品ものの創作料理も置いているという、お店の個性を出したいからです。値段もわかると安心感があるので、載せています。
-ブログをよく更新されていますが、どんな効果がありますか?
大型チェーンの回転寿司とは値段では戦えません、戦えるのは板前の人柄。ブログをまめに更新して自分について語ることは、そういう意味で役に立ちます。初めて来たお客さまと会話をして関係を築くことが重要なので、金寿司のことや自分の人柄を知ってもらえ、話題づくりにつながるようなホームページにしています。常連のお客さまからは更新を催促されるんですよ。
-お寿司屋さんにとって、ホームページは必要だと思いますか
住宅街という立地でお店を出していると、ホームページは看板のようなもの。ホームページを見て、他のエリアの方が来てくださることもあります。また、お客さまとの絆を深めるツールにもなっているため、あったほうがいいと思います。
個人店は「人」で勝負、自分という人間を知ってもらうことが大切
-最後に、これから「はじめてWEB(Jimdo)」をはじめる方にメッセージを
お店の入り口に詳しい情報を出すことはできません。でも、ホームページは入り口に大きな貼り紙をしてPRしているようなものですから、WEB上で立ち寄ってくれた人に詳しい情報を見てもらえるのではないでしょうか。また、実店舗の前を通る人より、ホームページを見てくれる人の方が数は多いので、広く情報を伝えられると思います。
作り手の顔が見えないとお店の雰囲気もわからないし、寿司屋として一番大事なのは人ですから、ホームページに作り手の顔を出して、どんな人間なのかをわかってもらうことは大事だと思いますね。自分のことを公開せずにお客さまのことは聞けませんから、金寿司のホームページでは、「さらけ出している」というくらいに自分のことを公開していますよ。
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